被災地支援に「ふるさと納税」、お礼は辞退可能です

    東京で無駄遣いされるくらいなら

    こんな声がちらほらと…どうすればいい?

    舛添さんに無駄遣いされるくらいだったら熊本に納税したい。

    地方に納税する仕組みとしては「ふるさと納税」が知られています。地方自治体を指定して、任意の金額(年収などによる)を収められるというもの。自治体からお礼の品として特産品などを受け取れることから近年人気となっています。

    ただし、「被災地からお礼の品をいただくのは気が引ける」という人もいるではないでしょうか。

    でも大丈夫。お礼の品は「辞退」できます。

    例えば、ふるさと納税サイト「さとふる」では、もともと「寄付のみ」を選んで納税可能になっています。さらに「熊本県南阿蘇村」などの被災地を選ぶと、地震災害緊急支援募金というリンクが表示されます。

    当該ページには「お礼品はございませんのでご了承ください」とあるので、安心して納税できます。もちろん寄付金受領証明書は発行されるため、納税としての控除は受けられます。


    同じく「ふるさとチョイス」に話を聞くと、同サイトで被災地に納税するには2つの方法があるとのこと。

    「ふるさと納税を申し込むときに、『辞退する』を選ぶと、お礼の品は送られてきません。義援金のような形で支援できるようになっています」

    「また、被災地支援のために『茨城県境町』を窓口とする災害支援寄附の受付を開始しています。同町にいただいた寄附は熊本県に送付される仕組みです」

    どちらもふるさと納税の対象。後者の場合、寄附金受領証明書は茨城県境町が発行します。


    なお、ふるさと納税で「寄附金控除」が適用される上限額は、年収や家族構成、住所などによって異なります。簡易的なシミュレーションができるサイトも公開されています。