この象はモーシャ。生後わずか7ヶ月のとき、ミャンマーとタイの国境で地雷を踏み足を失ったため、今では義足を使って歩き回っている。
モーシャは成長するにつれ、新しい義足が必要になった。ロイター通信によると、現在装着している義足は9代目だ 。
モーシャが負傷したときの体重は約590キロだったが、現在では 1,990キロを超えているという。
こちらの象、モータラも、地雷で足を失った。動物病院で暮らし、同じく義足を付けている。
FAE財団の説明では、モータラが義足にあまりうまく対応できなかったのは、怪我の性質上、付け心地が悪く、床ずれを起こす危険があるとのことだ。
数十年におよぶ紛争を経たタイとミャンマーの国境地域は、いまだに不発地雷だらけだ。
地雷で負傷するのは、特に木材の伐採で使われる象に多い。地雷の埋まっている国境付近の森林で働いているためだという。