沖縄・南城市の古謝景春市長が2月14日、自らのFacebookで、米軍基地建設の反対運動に関連し、「中城海保職員の若い隊員が2人自殺した」と投稿した(すでに削除)。
この情報はSNS上で大きく拡散。「許せない」「ニュース女子どころじゃない!」などと言う文言とともに広がった。
しかし、中城海保を受け持つ第11管区海上保安部は、BuzzFeed Newsの取材に「Facebookに書いてあったような事実はございません」と明確に否定した。
報道機関から取材があり、投稿を把握したという。広報担当者は言う。
「削除依頼などはしていません。市長個人のFacebookなのでコメントするという立場にはありません」
では、市長側の見解はどうなのだろうか。BuzzFeed Newsは南城市に取材を申し込んだが、「18日までフィリピンに出張中で、市としても連絡が取れない状況」だという。
取材に応じた総務課長はこう語る。
「直接市長とやりとりができていない。どういった内容かつかめておりませんので、帰ってきてから確認しようと思っている」
いつ、この情報を把握したのか。
「市としては新聞等をみたり、海保から『市長のFacebookについて話したい』が電話があったりして、把握しました」
市長の投稿は1千件以上シェアされたが、2月15日夜に削除されている。BuzzFeed Newsでは、市長の見解がわかり次第、記事を更新します。