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3人に1人の子どもが貧困。沖縄のいまが見える9つの数字

経済発展の阻害になる米軍基地、子どもの貧困率…。問題は山積している。

5月15日、沖縄が本土に復帰してから45年が経った。

1. 沖縄にある米軍基地:全国の70.6%

2. 米軍関係の航空機事故:709件

3. 米軍人・軍属等による刑法犯罪:5919件

4. 基地関連収入:5.7%(2426億円)

5. 子どもの貧困率:29.9%

6. 普天間基地の場所にもともと住んでいた人:約1万4千人

小説家の百田尚樹氏が2015年、自民党の勉強会で「普天間基地がある場所はもともと田んぼだった」などと発言していたが、実際は大勢の人たちが暮らす町だった。沖縄県はそのような言説を、こう否定している。

当時の宜野湾村の中心は字宜野湾という場所で、現在の普天間飛行場の中にありました。そこは、もともと役場や国民学校、郵便局、病院、旅館、雑貨店がならび、いくつもの集落が点在する地域でした。

7. 米軍基地の軍用地料:200万円未満の地主が75%

同じく、百田氏は「基地の地主たちは年収何千万円だ」と発言していたが、沖縄県はこれも否定している。

2015年度の軍用地料の支払いは、100万円未満が57.4%、200万円未満が19.9%だったという。

人口の8割以上が暮らす本島中南部の軍用地のうち、民有地が占める割合は88.4%と大きい。これも、沖縄にある米軍基地の特徴だ。

8. 普天間基地の名護市辺野古移設:反対が63%、賛成が27%

9. 沖縄戦で犠牲になった人たち:18万8136人

72年前の今日.1945年5月15日,沖縄・首里近くの大名高地を攻略する米兵.ニューラルネットワークによる自動色付け.

日本国内で唯一、米軍が上陸して地上戦となった沖縄。犠牲者の半数は民間人で、当時の沖縄県民の4人に1人だ。

いまから72年前。1945年5月15日には、激しい戦闘が行われていた。

BuzzFeed Newsでは沖縄のいまを生きる若者について、「怒りだけじゃない。沖縄出身の大学生が撮った若者たちの葛藤」という記事にまとめています。