1月19日午後に退任会見を開いたNHKの籾井勝人会長。これまでも奔放な発言をしてきたことで知られているが、この日も「ハッピーな3年間でした」などと語ったという。
1時間の予定だった会見は30分ほどで終了。籾井会長は風邪ではなく、「インフルエンザA型」に罹患していたという。出勤停止は3日間。退任日の1月24日にはなんとか間に合いそうだ。
日刊スポーツのTwitterや朝日新聞の記事では、NHK広報局が会見後に「イソジンのうがい薬」を配っていたことが明らかにされている。「気休めだとおもう」との辛辣なコメントも。
なるほど。そもそもイソジンは、インフルエンザに効くのだろうか。BuzzFeed Newsは販売を請け負うシオノギヘルスケアにも聞いてみた。
担当者は言う。
「弊社の方からお伝えできる公式な見解は、ウイルスの殺菌消毒に効能効果があるという形になりますので、直接インフルエンザに効くとかそういうことに関しては申し上げられないです」
予防効果があるかどうかは、「薬機法上、申し上げられない」のだという。ただ、「一般論として」との前置きで、予防策を教えてくれた。
「ウイルスを体に入れないということが大前提になので、手洗いとマスク、加えてうがいで外に出すことが、多重的な防御になると感じております」