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NASAが「第二の地球」を発見!「生命にあふれている可能性」と国立天文台が期待

「TRAPPIST-1」という恒星のまわりに回る、7つの地球型惑星の発見。科学者たちの期待が集まっています。

NASAが2月23日未明(日本時間)に発表した「7つの地球型惑星」の発見が、世界中の人たちを驚かせています。

公開されたイメージ画像をみると、ワクワクはさらに膨らみます。

この大発見について、国立天文台の渡部潤一副台長が期待に満ち満ちたコメントを発表しました。

渡部副台長の期待は2つあります。ひとつは、「地球型惑星」が宇宙にはたくさんあるのではないか、ということです。

赤色矮星は太陽のような恒星よりも数が多く、さらに一つの恒星にこれだけ地球型惑星が発見されたことは、宇宙全体で相当数の地球型惑星が存在するということを示唆している。

そしてもう一つの期待は、そう。エイリアンの存在です!

NASAによると、これらの7つの惑星はすべて、適切な大気条件と液体の水を持つことができる可能性があります。

さらに3つの惑星に関しては、その可能性が高い、とも。

大気と水。それは、生命の誕生、そして維持に不可欠な要素です。渡部副台長は言います。

今回の惑星の少なくとも4つはハビタブル・ゾーンに位置しており、大気があれば海の存在が示唆され、生命を育む環境である可能性も高い。宇宙は、第二の地球に、そして生命にあふれている可能性が高いことを示す発見である。

「ハビタブルゾーン」とは、恒星との距離がある程度保たれているなど、宇宙のなかで、生命体が生まれる可能性が高い場所のことを指します。

「生命にあふれている」とまで言われると、ドキドキしてしまいますよね。

この星たちがあるのは、地球から光の速さで約40年ほどかかるところ。これから宇宙望遠鏡などによる調査も本格化するそうです。

生きているあいだに何かしらの新しい事実がわかってほしい……と願わずにはいられません。