北朝鮮がミサイル発射したら。もしもの時にすべき3つの行動

    その時、私たちはどう行動すれば良いのか。

    8月29日午前5時58分ごろ、北朝鮮西岸からミサイルが発射され、全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて「国民保護に関する情報」が出されました。

    それによると、ミサイルは午前6時6分ごろに北海道上空を通過し、午前6時12分ごろに襟裳岬の東方沖、約1180kmの太平洋上に落下。破壊措置の実施はありませんでした。

    政府は「不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい」と呼びかけています。

    今回のように北朝鮮からミサイルが発射された場合、「極めて短時間」で国内に落下する恐れがあり、その際は「Jアラート」によって、サイレンやテレビ、メールなどを通じて周知されます。

    そのとき、私たちはどう行動すれば良いのか。BuzzFeed Newsでは改めて、弾道ミサイル落下時の避難方法を3つのポイントにまとめました。

    「国民の高い関心」(菅義偉官房長官)を受け、内閣官房「国民保護ポータルサイト」で、4月21日に公表された内容です。

    1. 頑丈な建物か地下街に逃げる

    ミサイルが着弾したときの破片や爆風から身を守るため、できるかぎり頑丈な建物や、地下鉄の駅・地下街に避難しましょう。

    もしも木造の家にいるときはすぐに避難するか、それができない場合は、窓のない部屋に行くようにしましょう。

    どんな建物でも、爆風で割れたガラスで被害を受けないよう、できるかぎり窓から離れることが大切です。

    2. 地面にふせて頭を守る

    まわりに建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面にふせて頭を守るようにしましょう。

    また、車に乗っている時は燃料に引火する恐れがあるため、どこかに止めて避難をするか、近くに避難場所がない場合は、地面にふせて頭を守りましょう。

    高速道路など外に出られない場合は、安全な場所に停止し、車内で姿勢を低くしましょう。

    3. 口と鼻をふさぐ

    もしも近くにミサイルが落ちたとき。

    化学物質などが使われている可能性があるため、屋外にいる時は、口と鼻をハンカチなどで覆って、すぐに密閉性の高い部屋や、風上に避難しましょう。

    もし屋内にいる場合は、まず換気扇を止め、窓を閉めましょう。目張りをして、室内を密閉することが大切です。

    その後は行政の指示を待ち、落ち着いて行動するようにしましょう。


    国民保護ポータルサイトで公開されている「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットには、武力攻撃を受けたときのより詳細な対応方法がまとめられています。


    BuzzFeed Newsでは【北朝鮮ミサイル発射、北海道から長野に「Jアラート」 サイレンはこんな音だった】という記事も掲載しています。