【高校野球】夢破れた甲子園球児たち。その悔し涙に心を揺さぶられる

    頂点まで、あと2試合。

    いよいよ、ベスト4が出揃った高校野球選手権大会。

    地方大会に出場した3839校中、甲子園のグラウンドを踏んだのはたった49校。そして、その頂点まであと2勝だ。

    準決勝まで勝ち進んだ4校。その後ろには、グラウンドを去った選手たちの熱い涙があった。

    悔しさが、込み上げて。

    引退する先輩に、慰められて。

    仲間たちに、肩を持たれて。

    マウンドの上で、うつむいて。

    泥だらけになって。

    砂を集めながら。

    バッテリーで、支え合って。

    整列をしながら、思わず。

    連覇をめざしていたからこそ。

    膝から崩れ落ちて。

    勝ち残った選手たちは、負けた選手たちの涙を背負って。

    ベスト4に名乗りをあげたのは、東海大菅生(西東京)、天理(奈良)、広陵(広島)、花咲徳栄(埼玉)の4校。準決勝は8月22日に予定されている。