就職活動のとき、企業に提出するエントリーシート(ES)や履歴書がありますよね。みなさんは、証明写真をどこで撮影しましたか?
就活生だった瀬谷(25歳)は、写真館で1万円ほど払って撮影しました。今振り返っても高い!2013年だった当時の写真がこちらです。
BuzzFeedの同僚の中には、写真館で撮った人もいれば、駅前によくある証明写真機で撮影した人もいました。それで受かるのかよ!悔しい!
そんなこと言っても、写真館はきれいに撮ってくれる『保証つき』。でも正直、マジで安く撮りたい。
最近の証明写真機なら1000円以内で、写真館レベルの仕上がりにできないものか……。
ということで、証明写真機を提供しているDNPフォトイメージングジャパンに協力してもらい、写真館にも負けない証明写真の撮影に挑みました。
撮影に使ったのは、全国でおなじみの証明写真機「Ki-Re-i」。
同じく就活の時に、撮影代に1万円を払った同僚の女性スタッフライター・與座(26歳)も箱の中に。まずは通常モードで撮影です。
写真館の証明写真には、ちょっと負けていますよね。。。
「補正も背景の色も変えられる『エクセレントモード』でぜひ」と担当してくださった高橋英生さんが言います。
プラス200円で撮影できるエクセレントモード。肌質と肌色の補正だけではなく、背景の色も数種類から選べます。
いかがでしょうか?雰囲気変わりますよね?
高橋さん「中にたくさんのライトがあるので、荷物や脚で光を遮らず、できるだけ当たるようにしてください」。
男性は特に、脚を広げて撮影している人も多いのでは?試しに、大股を広げて足元の光が顔に当たらないように撮影してみました。
補正も背景も同じにしています。股を広げてしまうと、こんなに暗くなってしまうのですね。
足を置く位置が白い線で書かれています。股をしっかり閉じて脚を揃え、撮影するのが大事です。
撮影前に、口角を思いっきり上げておくと自然な笑顔が作れる。
シャッターが切られるまで、3秒間のカウントダウンがあります。その最中に、思いっきり口角を上げきることが大事だといいます。
撮影の瞬間にストンと口角を下げることで、自然な笑顔になれるそうです。さらに、あごを少し引き、レンズのあるガラスに映る自分の目を見つめることもコツ。
きれいに撮る3つのコツ。
# ライトを遮らないよう荷物を置き、脚をしっかりそろえる。
# カウントダウンが始まったら、思いっきり口角を上げきっておく。そして、撮影の少し前に下ろす。
# あごを少し引き、レンズのあるガラスに映る自分の目を見つめる。
就活に限らず、パスポート用などの証明写真を撮るときにも使えます。
ポイントは押さえました。でももっとよく映りたい…(欲望)!
ならばライトを最大限に活用しようということで、白い紙を用意してみました。
ライトを紙に反射させ、自分の顔をさらに輝かせるためです。
高橋さん「紙を用意しなくても、きれいに撮れるようにはなっていますが、ぜひ試してください」。
アドバイスをもらったポイント通りにし、紙を持って撮影すると…。
き、きれい!めっちゃ明るくなりました。
左=アドバイスをもらう前。右=アドバイスをもらった、かつ白い紙を使用。両方ともエクセレントモード。
技術的にはプリクラのような補正も可能。
就活でも使える、と話す学生の声も良く聞くということで、高橋さんは写真館にはない魅力をこう語ります。
「一人の空間なのでリラックスできます。こうして、ああしてがない。画質も写真館にも負けないよ、という思いでやっています」
技術的には、プリクラほどの補正は可能だそう。ですが、あくまで証明写真なので、「自分をデコレーションしすぎないことも考慮しています」(高橋さん)。
あの時の1万円が、もったいなかったと改めて思います。現在の就活生であれば、1000円で内定をもぎ取れるかもしれません!うらやま!