ヴィジュアル系バンド専門誌の草分け『SHOXX』が復刊に向けて動き出した。音楽専科社の自己破産申請により、2016年9月に事実上の休刊となっていた雑誌だ。
音楽アーティストのファンサイト運営や、転売対策を講じた電子チケットサービスなどを手掛けるEMTGが12月27日に明かした。
同社によれば、2017年1月下旬~2月下旬の復刊を目指し、編集作業を再スタートさせた。発売予定日は2017年2月14日としている。
復刊当初はムック版としての発刊だが、定期刊化に向けても準備を進めている。また、電子出版、情報サイトやECなどとの連携も計画しているという。
SHOXXの今後の方向性はどうなるのか。
同社担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、編集作業を「おおむね既存のスタッフが担当」するため、「既存の方向性を踏襲し、大幅に何かが変わるわけではない」と説明した。
以前の版元とのやりとりなど、SHOXXを復刊することになった経緯については、「現状では話せない内容」として明言を避けた。
SHOXXは1990年に創刊。V系アーティストのインタビューやライブレポート、対談などを掲載してきた。版元の音楽専科社が9月20日付けで事業停止し、自己破産申請の準備に入ったため、9月21日発売号が最後の発刊となっていた。
更新
EMTGの担当者によるコメントを追記しました。