昭和のスター・松方弘樹さんが死去 74歳、脳リンパ腫で闘病中だった

    「仁義なき戦い」シリーズなどで活躍。釣りの腕前もプロ級でした。

    俳優の松方弘樹(本名:目黒弘樹=めぐろ・こうじゅ)さんが1月21日、脳リンパ腫のため死去した。74歳だった。

    松方さんは2016年2月、脳腫瘍のため出演予定だったコンサートと舞台の中止を発表。その後、医師に脳リンパ腫と診断されていた。

    所属事務所によれば、葬儀は生前の本人の意思を尊重し、近親者のみで執り行った。お別れ会については、関係者と協議をした上で報道関係者に連絡するとしている。

    松方さんは、時代劇スターの近衛十四郎さん、女優の水川八重子さんの間に長男として生まれた。

    1960年に東映入りし、同年「十七歳の逆襲・暴力をぶっ潰せ」で主演デビュー。その後、「仁義なき戦い」シリーズなど数々の任侠映画に出演し人気を得た。

    一方、番組スタートから出演した人気バラエティ「天才・たけしの元気が出るテレビ」では、映画では見せない笑い上戸キャラを発揮。活躍の幅を広げた。

    趣味の釣りでは2015年5月、沖縄・石垣島で、自己最高記録となる361キロのマグロを釣り上げた。