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「振り子現象で大地震」 東日本大震災でのデマ、再び

それっぽい噂に気をつけて。


9月26日午後2時過ぎに続けて発生した、沖縄本島近海、北海道・浦河沖を震源地とする地震の後、TwitterやFacebookである流言が出回っている。

流言の内容は、「北海道と沖縄(日本の北と南)で連続して大きな地震が発生すると、最終的にはその中心地で大地震が起きると言われており、これは“振り子現象”と呼ばれる」というもの。

この情報に、科学的根拠はない。また、「振り子現象」という言葉は東日本大震災時にも出回っていたが、地震学者の間で一般的に使われている用語ではない。

日本地震学会会長を務める山岡耕春・名古屋大教授は、BuzzFeed Newsの取材に対し、「地球物理学的に見て荒唐無稽ですので、まったくコメントするに値しないものです」と一蹴した。

地震のうわさに気をつけて

「近いうちに大地震が起こる」「特定の日時に地震が発生する」といったうわさを、インターネットで見たり、他人から聞いたりすることがある。

そうした情報の中に信用できる情報はあるのか。日本地震学会はウェブサイトでこう説明している。

現状では、「何月何日」と日を指定しての、科学的な根拠に基づく地震予測は不可能です。逆に言うと、ご指摘の「*月*日に東海地震が起こる」というのは、科学的根拠が非常に薄いものだと思います。

もし「地震の発生時間」「地震の発生場所」「地震の大きさ(マグニチュード)」の3つ全てが明確に示され、特に地震の発生時間について2、3日 以内の範囲で限定している場合は、気象庁が東海地震に関連して発表するものを除いて、科学的根拠は薄いものと思われます。地震予知については、科学的な観測や解析手法はまだ十分に 確立されたものになっておらず、現在も試行錯誤の取り組みが続いているためです。

地震が発生する可能性は常にある。流言に惑わされず、日頃から地震に対する備えを欠かさないことが肝要だ。