北朝鮮の国営放送・朝鮮中央テレビは4日午後3時30分、「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル（ICBM）の発射実験に初成功した」と発表した。特別重大発表を予告していた。
大陸間弾道ミサイルは、射程距離が5500キロ以上のミサイルのこと。射程距離によっては米本土への脅威となる。
韓国の大手メディア、聯合ニュースとイーデイリーは発表前、「北朝鮮はICBM（大陸間弾道ミサイル）開発の成功を発表するだろうと軍事専門家らが予想している」と報じていた。
菅義偉・内閣官房長官は記者会見で、「本日9時39分ごろ、北朝鮮西岸より弾道ミサイルが発射され、約40分間飛しょうし、日本海のわが国の排他的経済水域に落下したと推定される」と述べた。飛行機・船舶等への被害は確認されていない。詳細は分析中だという。
聯合ニュースによると、韓国のムン・ジェイン大統領は4日午前、北朝鮮が4日午前に発射したミサイルについて、「大陸間弾道ミサイル級のミサイルである可能性を念頭に置いて、精密分析している」と述べた。