ミャンマー・バガン遺跡の歴史的な仏塔群が倒壊 M6.8の地震で死傷者も(画像)

    バングラデシュ、タイでも揺れ

    24日午後5時ごろ(日本時間の24日午後7半ごろ)、ミャンマー中部でマグニチュード6.8の地震が発生した。世界的な仏教遺跡で観光地として有名な「バガン遺跡」にも一部倒壊などの被害が出た。

    強い揺れで粉塵に覆われた仏塔

    震源地は、バガン遺跡の南方にあるチャウ。震源の深さはおよそ84キロ。アメリカ地質調査所が発表した。

    ロイター通信によると、ミャンマーの最大都市ヤンゴンや、バングラデシュ、タイ、インド東部でも揺れを感じたという。バガン北東約25キロの地点で強い揺れが約10秒間続いたという。

    一部倒壊したバガン遺跡

    子供2人を含む3人の死亡が確認されている。倒壊した家屋の下敷きになっている住民が多くいるとみられ、今後、死傷者数は拡大する恐れがある。

    バガン遺跡はイラワジ川中流の平野に広がる仏教遺跡で、2〜3千もの仏塔(パゴダ)が立ち並んでいる。ミャンマー政府によると、この地震で11世紀から13世紀にかけて建設された仏塔約100塔に被害が出たという。

    地震前のバガン遺跡。今回の地震で仏塔約100塔が被害

    住民の救出に急ぐミャンマーの消防隊員

    Facebook: fsd.gov

    #BREAKING At least three killed and one injured in Myanmar's M6.9 earthquake; 68 pagodas damaged