女の子は可愛く、男の子は冒険的に。子供服の無意識の区別に8歳の子が気づいた

    「お互いあまり変わらないのに」

    こちらは、デイジー・エドモンズ。イギリスに住む8歳の女の子だ。

    デイジーは先日、母親のベッキーと一緒にイギリスの大型小売店「テスコ」を訪れた。その時、男の子用の服と女の子用の服の売り場にある、いくつかのシャツを見て、2つの間に存在するあからさまな違いに気付いた。

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    動画は、デイジーの母親ベッキーは、家族や友人に近況を知らせるために、家族用のFacebookページに動画を投稿したものだった。しかし、この動画は現在、140万回以上も再生されている。

    「女の子は可愛くあるべきで、男の子は冒険的であるべきとみんなが考えるのは、フェアじゃない」とデイジーは動画の中で語っている。「私は間違っていると思うの。どうして男の子と女の子の服を区別しなければならないの?お互いあまり変わらないのに」

    デイジーはさらに、Tシャツを通してそれぞれのジェンダーに向けて発せられるメッセージの批判を展開した。「男の子は、既存の考え方に囚われるな、つまり、「冒険心を持って夢を追いかけろ」というメッセージを受け取り、女の子には「やあ」という言葉が投げかけられる。 これはどういうこと? どんなことをさせようっていうの?」

    ベッキーはBuzzFeedに、Tシャツへの娘の反応には全く驚いていないと語った。「我が家には3人の娘がいるので、身体イメージやPhotoshopによる画像加工、女の子のあり方について、いつも議論しています」

    「いずれにせよ、娘たちには女の子らしさ囚われてほしくありません」とベッキーはBuzzFeedに語った。「私自身も、子どもができるまで考えもしなかった何気ない性差別に気付かされました」

    テスコの広報担当者は、ベッキーたちにこのような回答をした。

    ベッキーさん、ご連絡ありがとうございます。動画を見ました。デイジーのフィードバックには感謝しています。新しいスタイルの服が、遠くないうちに店頭に並ぶことをお約束します。デイジーとローレンに幾つか弊社から新しいスタイルの服をお送りして、ご意見を聞きたいとも思っています。

    服はすぐに送りますので、二人のサイズを教えてください!

    ベッキーは、デイジーの動画をきっかけに、子供服のブランドがいかに子どもを型にはめているのかを考えて欲しいと思っている。「小売店がマーケティング体制を変更しないとしても、うちの子たちは気付いています」とベッキーはBuzzFeedに語った。