中毒性のある、不思議な音楽を作る作曲家がいる。

「とても美しい傑作ですね」
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▲「karma」
「自分のアンテナの性能の低さを痛感してます、これ程のアイドルが居たとは」
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▲「lost AGE」
あるレコード会社の社員はこう話す。
「自分のレーベル以外のアーティストですごいと思うのは、Maison book girl」
「特にプロデューサーのサクライケンタさんの曲は、聴いたことのないような音楽。今どき、こんなオリジナリティのある曲を作れる人はいない。うらやましいですね」
一方で、彼の曲を初めて聴いた人は、こうも言う。「リズムが変、ノリづらい」「世界観が独特すぎてよくわからない」

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▲「bath room」
サクライが音楽ファンの間で評価されるようになったきっかけは、かつてプロデュースしていたアイドルプロジェクト「いずこねこ」だ。

その言葉通り、いずこねこはインディーズでありながら、ソロアイドルとしてトップクラスの人気を獲得。
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▲「BluE」
注目のソロアイドルとして、音楽誌やメディアに取り上げられるほどだった。
サクライが描く、暗く救いのない鬱々とした世界観と、現代を感じさせるポップな音楽性。
そして、それを麻里が明るく歌い上げるギャップは、当時から高く評価されていたのだ。
だが、その栄光は長くは続かなかった。人気絶頂の中、サクライのうつ病が悪化。2014年8月、いずこねこは突然幕を閉じた。

そんなサクライがうつ病を克服し、新たにはじめたのが、Maison book girlだ。


同曲のYouTubeのコメント欄には、これまで以上に賞賛の声が上がっている。
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「なんとも言えない感情の波に飲み込まれている。ここまで恐ろしいと思った曲はそうそうない。すごいじゃなくて、おそろしい。脳内で処理が追いつかない。凄みを恐怖と感じさせる」
いったい、そんなMaison book girlの根源にあるものは何なのか。サクライは少し考え、こう語った。
「音楽的なことを言えば、クラシックとポップスを混ぜて、聴きやすいように調整することで成立させています」
そんなMaison book girlの楽曲は、Apple Music、Spotifyなどのサブスクリプションでも配信中だ。
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なにが「遊び」なのかは、人それぞれ。ゲームをしたり、写真を撮ったり、どこかへ出かけたり。つまらないと感じることでも、ある人の視点を通すと、楽しくなって、それが「遊び」に変化することもある。「遊び」には、限界がないのです。BuzzFeed Japanは、人それぞれの「遊び」を紹介し、平成最後の夏を思いきり楽しむ!