焼失の悲劇から5日。報道陣に初公開された首里城のいま

収蔵庫の中に収められていた美術工芸品など1075点は全焼をまぬがれた。現地ではいまも原因の究明が続いている。

時事通信

10月31日未明に発生した首里城での大規模火災。正殿から出火した火が燃え広がり、正殿をはじめ北殿、南殿が全焼した。

地元紙・沖縄タイムスによると火元とみられている正殿内の防犯カメラの電源は火災検知センサーが反応する直前に落ちていたという。

Sopa Images / SOPA Images/LightRocket via Gett

正殿は火災で焼け落ちた。

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11月1日、火災の収まった首里城で作業する消防隊員たち。

11月4日、首里城の現状が報道陣に向けて初めて公開された。

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火災後、初めて報道陣に公開された首里城は土台がむき出しとなり、跡形もなくなっていたと時事通信は報じている。

今回、報道陣が入るのを許可されたのは、御庭に通じる奉神門から約５０メートル手前の地点だ。

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城内に2カ所ある収蔵庫の中に収められていた美術工芸品など1075点は全焼をまぬがれたことがわかっている。

焼失した首里城正殿の前には大龍柱が残されている。

沖縄タイムスによると、首里城正殿の前で焼け残った大龍柱２体を「奇跡の龍柱」「希望の龍柱」とたたえる声もあり、「再建のシンボル」として期待の声も上がっているという。