水着の写真をSNSに投稿した女性教師が退職に追い込まれた。インスタグラムには抗議の投稿が殺到

    学校側の対応に批難が集まり、4月3日までにインスタグラムには抗議の投稿が1万6千件以上寄せられている。

    3月25日、ロシアのバルナウルで水着姿の写真をネット上に投稿していたことを問題視された女性教師、Tatyana Kuvshinnikovaさんが退職したと地元メディア「the sibreal.org news」が報じた。

    Kuvshinnikovaさんは5年生の担任を務め、ロシア文学を教えていた。

    The Moscow Timesによると彼女が問題となっている画像を投稿したのは昨年12月。その後、一部の保護者から学校へ苦情が寄せられた。

    この件に関して、学校の管理職は2月にKuvshinnikovaさんへ宛てた手紙で、「膝が丸見えの売春婦のドレスを身にまとい、ヒールを履いて写真を撮って投稿するなんて。一体誰を誘惑しようとしているんだ?」と問いただしていたという。

    また文中で彼女が「学校の名誉を汚した」とし、一連の行為は「小児性愛」を助長しかねないとまで言及した。

    学校側は当初、問題の沈静化のために即時退職を求めたが、Kuvshinnikovaさんを支持する保護者たちの声もあり退職は免れていた。しかし、同僚たちに挨拶も拒まれ、根拠のない噂を流される状況が続いたことを苦にして、彼女は自ら退職することを決めたという

    この一連の騒動を受けて、ロシア国内では学校側への批難が殺到。4月3日現在までに、インスタグラムには「#учителятожелюди(教師だって人間だ)」というハッシュタグと共に教師たち自ら水着や下着を着た写真が16000件以上投稿されている。

    事態を重く見たアルタイ地方の教育行政機関はその後、Kuvshinnikovaさんに対して新たな職場を見つけることをサポートすると発表した。