「NAVERまとめ」は7月1日、2020年9月30日をもってサービスを終了することを発表した。
Twitterでは「時代の節目」「一時代が終わる」といった声が上がっている。
LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて…
NAVERまとめはユーザーが収集した情報をひとつのページにまとめることのできるサービス。アクセス数に応じて広告収入を得ることができる。2009年7月1日にサービスを開始した。
「サービス環境・市場環境の変化による単独サービスとしての今後の成長性や、LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて検討した結果、今回の決断に至りました」とサービス終了の背景を説明している。
「NAVERまとめ」には著作権法の要件を満たさない違法なコンテンツなども存在しており、問題視されていた。2016年11月のDeNAによる医療情報キュレーションサイト「WELQ」の問題発覚後には、まとめ作成者のランク付けや登録されている著作物の画像が不正利用された場合に検知するシステムなどを導入している。
「NAVERまとめ」はサービス終了となるものの、「簡潔に情報を集約して伝える『まとめ』そのものの価値は、日々増え続ける情報環境においてますます重要になってくると考えております」と説明。2019年から参入している検索事業の展開にノウハウを活かしていくとしている。
今後は7月31日で新規アカウント登録を停止し、9月30日でサービスを終了する。アプリの提供も9月30日をもって終了予定だ。