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61年前、1000人以上の命を奪った狩野川台風。その脅威とは

週末にかけて本州に接近している台風19号。気象庁は1958年に発生した狩野川台風に匹敵する記録的大雨になる可能性を指摘している。61年前、何が起きたのか。写真で振り返る。

台風19号は「狩野川台風」に匹敵する記録的大雨になる可能性も。

気象庁は10月11日午前に開いた臨時記者会見で場合によっては伊豆、関東地方に甚大な被害をもたらした「狩野川台風」に匹敵する記録的大雨になる可能性を指摘。「自分の命、大切な人の命を守るための行動を」と呼びかけた。

死者・行方不明者が1000人を超える大規模災害となった「狩野川台風」とはどのようなものだったのだろうか。

1000人以上の命を奪った、狩野川台風の猛威。

なぜ、ここまで被害が拡大したのか。

今日のうちに万全な備えを。

12日12時までの24時間雨量は多いところで東海地方で500ミリ。気象庁は「今日のうちに、備えが万全か再点検をしてほしい」と呼びかけている。

一方、東京都内の家電量販店ではカセットボンベや懐中電灯などを求める人が相次ぎ、売り切れも目立ちはじめた。

風雨が強くなる前に、万全な備えを行う必要がある。

以下が、気象庁のホームページで紹介されている台風や集中豪雨から身を守るため、自分で出来る備えだ。

【家の中の備え】

・非常用品の確認

・室内からの安全対策(飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る/飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく)

・水の確保(断水に備えた飲料水の確保/浴槽に水を張るなど)

【家の外の備え】

・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。

・側溝や排水溝は掃除して水はけを良くしておく。

・強風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。