車いすだから、おしゃれを封印しなくちゃいけない…
そんな声をきっかけに、車いすの人でもおしゃれができる服を生み出す人がいます。
兵庫県で障害を持つ子どものデイケアサービスを提供する平林景さんは、車いすで生活する人でもカッコよく着こなすことができるファッションを提案しています。
悩みに答えて、ジャケットを製作
「障害のある方のための服を作っているわけではなく、障害のある方もない方も、男性でも女性でも、若者でもお年寄りでも、みんなが着られる服というのをテーマに活動をしています」
平林さんはBuzzFeed Newsの取材に、こう語ります。
12月7日に投稿した2枚の写真は1万5000回以上リツイートされ、「天才ですね!」「めちゃくちゃかっこいいです」「おしゃれすぎる」など、大きな反響を集めました。
写真に写っていたのは、車いすでもクシャクシャにならないよう丈が短いジャケットと、巻きスカートのセットアップ。平林さん本人が実際に着用しています。
きっかけはある1人の男性の悩みでした。
「ジャケットやねんけどな…」
「どんな服があったらいいですかね?」
平林さんが問いかけると、車いすに乗って生活しているその男性は、「ジャケットやねんけどな…」と思いを語り始めたと振り返ります。
「 車椅子に乗ってると、ジャケットの後ろの裾がクシャクシャになんねん」
「もっと短くて、もっとカッコええのあったら、全然買うねんけどなあ」