「旦那怖すぎだろ」地域の人に頼まれて仮装した「節分の鬼」のクオリティが高すぎる。目撃した子どもは嬉々として「鬼は外」

    手に持っているのは除雪作業に使う古民具「コスキ」。地元愛溢れる鬼の姿が話題になっています。

    「鬼は外~! 福は内~!」の掛け声で健康を祈願する節分にまつわるエピソード。

    新潟県に現れた“鬼”のクオリティが高すぎると話題になっています。

    地域の方に依頼されて鬼役やった旦那怖すぎだろ。 pic.twitter.com/8cCoj9XxEQ

    — のんこ🍥お松の家 (@nonsananonenone) February 5, 2024
    Twitter: @nonsananonenone

    2月5日に写真を投稿したのは、新潟県十日町市でゲストハウスを経営するのんこさん(@nonsananonenone)。

    同市内の「地域の方に依頼されて」鬼役を務めたパートナーの様子をX(旧Twitter)に投稿しました。いや……気合い入りすぎ!

    全身を真っ赤に染め、シマシマのパンツと飛び出た目、二つのかわいらしいツノを生やした鬼はあまりにもリアル。手には新潟県で古くから除雪作業に使われていたという「コスキ」を持っていて、めちゃくちゃ強そうです……!

    そのあまりのクオリティにSNSは爆笑の反応が。18.9万件の“いいね”と、

    💬「ここの家族おもしろ〜毎年の節分めっちゃ楽しみやん👹」

    💬「大豆で倒せる気がしない」

    💬「怖さよりもリアルポンキッキを思い出して笑ってしまう」

    など様々なコメントが寄せられ、「ぜひうちにも来てほしい!」というコメントも多数ありました。

    投稿したのんこさんにお話を聞くと……

    ――パートナーさんはどういった依頼で鬼の仮装をしたのでしょうか?

    2023年に旦那がやっていた鬼の仮装を見て、「ウチにも来て貰おう」とご依頼先の奥様が申されていて、2歳の息子さんと小5の娘さんに鬼を見せて、鬼は怖いものだ!と見せつけて本気の節分をしたかったそうです。

    2023年の様子

    のんこさんより提供 2023年の様子

    ――2023年もすごいクオリティだったんですね! 子どもたちの反応はいかがでしたか?  

    旦那の帰宅後にご依頼主の方からいただいた連絡によりますと、2歳の息子さんは刺激が強すぎたようで、ひとしきり泣き叫び最後は「バイバイまたね」と言ってましたが、恐怖が振り切れたようで鬼が帰った後、放心で1時間程震えてたそうです。奥様が豆まき後に恵方巻きを作る予定が、手を離せず娘さんが作ってくれたそうです。

    小5の娘さんは嬉々として豆代わりのカラーボール(写真左下にある赤い玉)をバシバシ投げ付けてきて「今までで一番楽しい節分だった!」と申されていたそうです。ご依頼主の期待を超えることが出来て大成功の鬼だったのではないか!? と思います!  

    ――素敵な思い出になったのではないかと思います。2023年の「鬼」と比べると、ツノやパンツなど進化した部分が見て取れます。こだわった個所などはありますか?

    鬼のご依頼を受けてからは、旦那は根が真面目なので、鬼が出てくるまでの演出や台本を考えて提案したり、鬼の起源や意味等を調べて鬼の知識を深めたりしていました。

    仮装に関して旦那が言うには、

    ①不要な毛を剃る
    ②全身に保湿クリームを塗り込み安いスプレーを全身に吹き付ける
    ③衣装を整える(パンツ)
    ④事前に作って置いたパーツ(ツノ、爪)を瞬間接着剤で直付けする

    以上の工程で誰でも再現可能です。とのことでした。 目玉はピンポン球を半分に切ったものに穴を開けてあります。

    のんこさんXアカウントより

    こだわりらしいこだわりは、雪国の鬼らしく「コスキ」という昔の雪国の人々が除雪作業に使われていた古民具を武器にしていることかと。(我が家で飾っている古民具です)2023年と同じは嫌だったらしく角と爪を増やしてます。  

    ・・・・・

    素敵なこだわりにあふれていて、話を聞いた後はいっそう魅力的に見えてしまいますね!

    のんこさんは元十日町市地域おこし協力隊のメンバーとして、1人4000円で宿泊できるゲストハウス「お松の家」を経営しています。

    地域の魅力について聞くと、「雪深い地域ですが、地域の方の人柄はあたたかい人達が多いです。3年に1度行われるアートイベント『大地の芸術祭』はたくさんの観光客がいらっしゃいます」と話してくれました。

    素敵な鬼もいる十日町市に行ってみたくなってしまいますね……!