13万件のレビューのうち97%が「Good」の超高評価インディーゲーム『Slay the Spire』の続編が2025年に登場することがわかりました。
「面白すぎて危険」「ちょっとのつもりが100時間単位で溶けていく」と言われるゲームの新作が遊べるとわかり、ファンからは喜びと、またハマってしまうんだろうという諦めが入り混じったコメントが多数寄せられています。
作品PV
4月11日に行われたインディーゲームデジタルショーケース「The Triple-i Initiative 2024: A New Gaming Showcase」において、『Slay the Spire 2』が発表され、トレーラーが公開されました。
待望の続編発表に前作のファンからは、
💬「また500時間寿命が消えるのか」
💬「発売後1週間は祝日にして」
💬「1週間で100時間溶かしたヤバいゲーム」
💬「時間も、原稿も、仕事も溶かした思い出」
など喜びと不安が入り混じる声が寄せられていました。
前作『Slay the Spire』ってどんなゲーム?
前作『Slay the Spire』は元はPC用(Steam)ゲームでありながら、口コミやゲーム配信の影響でプレイヤーを増やし続ける、ローグライクカードゲームです。
カードの一枚一枚が「攻撃」「防御」「自己強化」などの役割を担い、相手の攻撃予測に合わせてなるべくダメージを受けずに敵を倒すのが目標。
シンプルなゲームでありながら、カード同士の強いコンボや敵の性質を理解することなどで同じ手札なのに進むのが楽になる不思議なゲームです。
ランダム性が高いのに、プレイヤーの技量が悪運すら退けるというところも魅力の一つだと言えるでしょう。
戦略の幅広さや、キャラクターごとの特徴的なスキルなど、複雑に絡み合う要素がすべて噛み合ったデッキが作れた時の「無敵感」が数々のゲーマーをとりこにしてきました。
現在ではPlayStation4やXbox One、Nintendo Switch、スマートフォン(iOS / android)などさまざまな機種・サービスに移植されており、2023年には「ボードゲーム版」がクラウドファンディングで実現するなど、その勢いはとどまることを知りません。
筆者も発売当時に購入したものの、「これはまずいゲームを買ってしまった」と後悔。
噂通りのやめたくてもやめられない中毒性があり、気づいたら120時間ほど時間を溶かしてしまいましたが、これはファンからすると軽傷も軽傷らしく……PC版で1000時間、スマホ版を購入してさらに初めからプレイするユーザーなども存在する、怖いゲームなんです。
この原稿のために再びプレイして、少し引き戻されそうになりました。危なかった……。
『カイジ』世界でも中毒性を発揮
その中毒性は漫画『カイジ』のスピンオフ作品『1日外出録ハンチョウ』の116話でも紹介されています。
地下労働施設から一時的に外出を許された主人公大槻(ハンチョウ)が、せっかくの外出時間を『Slay the Spire』で溶かしてしまうという内容で、ゲームを遊んだことがある人なら誰しもハンチョウに「あるある」と共感してしまう回でした。
日本でも徐々に知名度を上げている、まさに「悪魔的」中毒性なこのゲーム。続編の発売前に、前作でウォーミングアップしておくのは……時間に余裕があるときをおすすめします。