外にいたら迷子の文鳥が肩に乗ってきたという投稿が、X(旧Twitter)で大きな注目を集めています。
投稿者は静岡県伊豆市で福祉用品の販売・レンタルを行っているアポロメーカー(アポロ工房)のXアカウント(@ApolloRed555)。
「外にいたらいきなり文鳥が肩に乗ってきて、背中に顔を突っ込んでくる体験って人生で何回あるのだろう?」と添えて、迷子の文鳥を保護したと投稿しました。
迷子になっていた文鳥さんは人に慣れている様子。肩に乗るだけでなく、服の背中に潜り込もうとしたそうです。寒かったのかな……?
Xの投稿には「相当かわいがられてる鳥さんと、思います」「文鳥さん、迷って心細かったんですね」などといった反応が寄せられ、保護された文鳥さんが飼い主の元に戻れるように祈るコメントも多くみられました。
肩に乗ってきた文鳥さんはその後、保護したことを伝えていた伊東警察署より「飼い主さんが見つかった」と連絡があり、無事に飼い主さんの元に戻されることになりました。
迷子の文鳥さんは目の付け所が違った……!
BuzzFeed Japan編集部は文鳥さんを保護したときの状況やその後について、投稿者のアポロ工房さんに取材しました。
――文鳥が肩に乗ってきときはどんなお気持ちでしたか?
驚きはしましたが、主人が「文鳥さんだ!」とすぐに教えてくれたので冷静に対処できました。背中に潜ってきたときは笑ってました。
――かなり人に慣れているように見えますが、すぐに捕まえることはできましたか?
「すぐに捕まえる」どころか、まったく逃げませんでした。背中に潜ってきたのも寒かったのだと思います。保護したのは夕方で、気温が下がってきていましたから。それにクタクタだったようで、ご飯を食べたらすぐに寝ちゃいました。
――保護したあとはどんなことをしましたか。
保護した後は、とにかくケージやらご飯やらの準備です。我が家はほぼ山なので、時々傷ついた野鳥と出くわします。そんなとき(ネコから守る)用にケージなどの準備はありました。
部屋に入れて支度しているときも肩から離れようとはしませんでした。とにかく温めて、文鳥さんのしたいようにさせてあげようと考えていました。
――警察署から「飼い主さんが見つかった」と連絡があったときはどんなお気持ちでしたか。
警察署から連絡が来たときは、ただただ良かったーと。とても甘えん坊で良い子だったので、飼い主さんが大切に育てていたのがわかりましたので。
――既に飼い主さんへの引き渡しは済んだのでしょうか?
伊東警察署から飼い主さんに返されました。個人情報とのことなので、私も詳しく聞くことはしませんでした。それよりも飼い主さんの元に無事帰れたので、それだけで感無量です。
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アポロ工房さんは併せて、「Twitter(X)でご協力してくれた皆様にもあらためてお礼を言いたいです」ともコメント。
迷い文鳥さんにとっては大冒険でしたが、やさしい人に保護してもらえてよかったですね。