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パズルのように楽しい「おもしろ消しごむ」の工場を見学してみた

大切なのは「人の手」

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細かい質感は最初の原型で作る

Yuiko Abe / BuzzFeed

まず原型師がロウで原型を作ります。ケーキのスポンジの気泡や、鳥の羽根などの質感は原型の段階で作り込みます。

原型師が質感を参考にする、サンプルの収集にもこだわりがある岩沢さん。実物のアイスクリームを用意したこともあるそうです。

原型をさらに分解

Yuiko Abe / BuzzFeed

(左:パーツごとに分解した状態 右:実際の消しごむ)

原型をプラキャストという素材で作り変え、それをパーツごとに切り分けます。このパーツ1つ1つの金型を作ります。形にもよりますが、金型1つあたりの作成費用は500万円ほどだとか。

コストを抑えるため、できるだけパーツの数が少なくなるよう工夫されています。この鳥は、目とくちばしが1つの小さなパーツでできています。

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こんなに大変な消しゴムの製造で、儲かっているのでしょうか?

Yuiko Abe / BuzzFeed

現在イワコーで製造している消しゴムは400種類。

パーツが多いほどコストもかかりますが、パーツの数に関わらず、消しゴム1つあたりの値段はすべて同じに設定しているそうです。

量販店での販売だけでなく、直販にも力を入れています。歯科医院やファミレスなどが、患者さんやお客さんへ販促ためのツールとしてイワコーの消しゴムを発注しています。直販を始めた当初の売り上げは、月に2〜3万円程度でしたが、10年をかけ1000万円を超えるほどに成長しました。

お客さんと直接やり取りをする直販は「打てば響くところが一番楽しいです」と岩沢さんは話します。

海外の取引先を広げるため、積極的に展示会に出展

株式会社イワコー

(ドイツの展示会に出展した時の様子)

北米、イギリス、イタリア、韓国、中国など現地の代理店を通じて、海外へも販路を広げています。海外での売り上げは面白消しゴム全体の2割にのぼります。

国内の問屋に卸すだけでなく、複数の販路を確保したことが生き残りの秘訣のようです。

消しゴム工場は見学できます

イワコーでは、毎週土曜日に工場見学を実施しています。消しゴムが製造される様子を間近で見ることができます。

子供の頃、ずっと使っていた消しゴム。大人になってから触れてみると、新たな発見があるかもしれません。