「ジジイ!早すぎるんだよ!」 歌丸師匠の追悼「笑点」。最後の一言に涙

    収録前、円楽さんは「生き様を見せくれましたよ」と語っていた。

    7月2日に桂歌丸さんが亡くなったことを受け、8日放送の「笑点」は「ありがとう歌丸さんSP」と題した特別番組を放送した。

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    1966年の第一回放送から出演していた歌丸さん。2006年には五代目司会に就任し、2016年に同番組を卒業した。

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    司会の春風亭昇太さんがこのように番組らしさを貫き、追悼し、各メンバーが歌丸師匠の「回答者時代」「司会者時代」を振り返った。

    歌丸師匠のエピソード:笑点の意義、謙虚さ、器用さ……

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    長年、歌丸さんとの「ジジイ」VS「腹黒」の罵倒合戦を繰り広げた三遊亭円楽さんは、こんなエピソードを明かす。

    「歌丸師匠が、司会者になる前に『時代の切り取り、権力批判、汚職事件。そういうものは行っておかなきゃダメだよ』と。あとは楽さんしかいないんだから」

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    林家たい平さんは、歌丸さんの敏腕ぶりを述べる。

    「ピッチャーとしてもたくさんの変化球を投げられてました。キャッチャーとしても名キャッチャーなので、大した答えじゃなくてもおもしろくしてくれる。どこへ飛んでいっても全部カバーしてくれる」

    名手でありつつも、謙虚な姿勢を貫いた。三遊亭好楽さんは歌丸さんと初めて会った際、当時前座だったにもかかわらず「さん付け」で呼ばれて驚いた逸話を明かす。

    すると、ほかメンバーたちは「誰に対してもそう。丁寧語で話す」と合いの手を入れた。「山田くん」こと山田隆夫さんに対しても、同様に丁寧に接し続けたという。

    番組後半は『ありがとう歌丸師匠大喜利』が開催。

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    長年、悪態をつきあっていた円楽さんは、最後に手をあげ、このように見送った。

    回答者だった頃、そして司会になられても、私の悪口を優しく受け止めてくれて、罵詈雑言にも耐えてくれて、ありがとうございました。最後にひと言、言わせてください…。ジジイ!早すぎるんだよ!

    その目には涙が光っていた。