氷の教会で今夜だけ開かれる、儚く神聖なコンサート 氷の楽器はどんな音
演奏している間にも、溶けていく「氷の楽器」
1カ月の間だけ出現する「氷の教会」
tomamu / Via Instagram: @hoshinoresorts_tomamu
北海道の中心部に位置する「星野リゾート トマム」は、リゾート施設。この雪の世界の中でたった1カ月だけ現れる名所が「氷の教会」です。
一枚の氷でできた教会は光に照らされ、不思議な輝きを放ちます。

星野リゾート トマム
氷点下20〜30度の環境下で生まれる奇跡的な場所。
そんな特別な場所で、今日一夜限りのコンサートが開かれました。すべてが氷の楽器で。

Emilio Holba / Via icemusic.no
20年運営されてきた「氷の街」で、このようなコンサートが開かれるのは初めての試みだと、広報担当者はBuzzFeedに語りました。
寒さを資源にしているこの街。温度が低いからこそ、生まれる奇跡があるのです。
実は2月17日は「天使の囁きの日」。1978年の日本最低気温マイナス41.2度を記録した日として制定されました。

星野リゾート トマム
「天使の囁き」とは、空気中の水蒸気が凍ってきらめくダイヤモンドダストを指します。そう、今日は氷の輝きを祝する日なのです。
奏でるのは、Terje Isungset。ノルウェーのパーカッションバンドです。もちろん演奏している間にも氷は溶け、変容していきます。

Emile Holba Photographer / Via icemusic.no
氷を砕いて作られた楽器は、まさに芸術品。

星野リゾート トマム

Grongfri / Creative Commons / Via Flickr: 40040656@N05
一瞬一瞬変わりゆくその音色は、氷の儚さを物語ります。
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一瞬のきらめきが、そこに。
tomoyukiaz / Via Instagram: @tomoyukiaz