1カ月の間だけ出現する「氷の教会」
一枚の氷でできた教会は光に照らされ、不思議な輝きを放ちます。

そんな特別な場所で、今日一夜限りのコンサートが開かれました。すべてが氷の楽器で。

実は2月17日は「天使の囁きの日」。1978年の日本最低気温マイナス41.2度を記録した日として制定されました。

奏でるのは、Terje Isungset。ノルウェーのパーカッションバンドです。もちろん演奏している間にも氷は溶け、変容していきます。

氷を砕いて作られた楽器は、まさに芸術品。


北海道の中心部に位置する「星野リゾート トマム」は、リゾート施設。この雪の世界の中でたった1カ月だけ現れる名所が「氷の教会」です。
氷点下20〜30度の環境下で生まれる奇跡的な場所。
20年運営されてきた「氷の街」で、このようなコンサートが開かれるのは初めての試みだと、広報担当者はBuzzFeedに語りました。
寒さを資源にしているこの街。温度が低いからこそ、生まれる奇跡があるのです。
「天使の囁き」とは、空気中の水蒸気が凍ってきらめくダイヤモンドダストを指します。そう、今日は氷の輝きを祝する日なのです。