冷凍たまご、おいしいですよね。
でも、ちょっと待って。こんなTweetが話題です。
冷凍卵でもちもち濃厚!"たまごかけおにぎらず"の作り方 - LINE NEWS https://t.co/i8g6NFwgoq #linenews @news_line_meさんから 食中毒になりたくない人、作らないでください。超危ない。
投稿者の@Milru_Kさんは調理師。「栄養士ほど深く栄養学を学んでいるわけではない」としながらも、「素人目にもこれは危険だ」と判断して呟いたそうです。
冷凍たまごで食中毒? どういうことなのでしょうか?
実は厨房でも、卵じゃなくても、鶏肉そのものが大変気を使う食材です。 鶏肉だけは、他の肉食材(牛・豚)とは同じコンテナで解凍できないんです。理由は同じサルモネラ菌。回答したときに出る汁が付着すると危険だからね。
卵の食中毒を引き起こす原因のひとつが「サルモネラ・エンテリティディス」。
腹痛、下痢、発熱、嘔吐が主な症状で、国内でも死亡例があります。
一般社団法人日本卵業協会のホームページには「細菌が繁殖しやすいため、家庭での冷凍は勧めない」と書かれています。
殻付卵の冷凍はお勧めできません。殻付卵を割り溶きほぐして冷凍は可能ですが、卵は細菌が繁殖し易いため、家庭での冷凍はあまりお勧めできません。
「まれにサルモネラ菌が入った鶏卵が店頭に並ぶことがあります。しかし、多くの場合は人間の抵抗力で抑えられ、食中毒に至らないケースがほとんどです。」
そう語るのは東京都福祉保健局の澁谷智晃さん。
渋谷さんによると、店頭に並ぶ卵は生でも食べられるように管理されたもの。しかしそれは”通常の食べ方”であって、冷凍する食べ方は想定されていません。
「菌が増えるのは、殻を割って放置したもの。冷蔵庫でも冷凍庫でも増菌します」

基本的に、殻を割った卵は「すぐに食べる」or「ちゃんと熱する」ことが大事

サルモネラ菌の食中毒が流行したのは、今から25年ほど前。最近では耳にしなくなったものの、覚えておいたほうがよさそうです。
過去にはトロトロのオムライスで食中毒が発生したケースもあります。おいしさも大事ですが、安全面も見ていきたいですね。