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大流行の冷凍卵、ちょっと待って! 食中毒のおそれがある

「黄身がモチモチになって美味しい!」と大流行した冷凍卵。美味しいけれど、衛生面は大丈夫?

冷凍たまご、おいしいですよね。

instagram.com

生卵を冷凍庫にいれて凍らせたものを自然解凍すると、黄身がびっくりするほどもちもち濃厚になるレシピ。数年前に大流行しました。

でも、ちょっと待って。こんなTweetが話題です。

冷凍卵でもちもち濃厚!"たまごかけおにぎらず"の作り方 - LINE NEWS https://t.co/i8g6NFwgoq #linenews @news_line_meさんから 食中毒になりたくない人、作らないでください。超危ない。

投稿者の@Milru_Kさんは調理師。「栄養士ほど深く栄養学を学んでいるわけではない」としながらも、「素人目にもこれは危険だ」と判断して呟いたそうです。

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冷凍たまごで食中毒? どういうことなのでしょうか?

実は厨房でも、卵じゃなくても、鶏肉そのものが大変気を使う食材です。 鶏肉だけは、他の肉食材(牛・豚)とは同じコンテナで解凍できないんです。理由は同じサルモネラ菌。回答したときに出る汁が付着すると危険だからね。

卵の食中毒を引き起こす原因のひとつが「サルモネラ・エンテリティディス」。

腹痛、下痢、発熱、嘔吐が主な症状で、国内でも死亡例があります。

一般社団法人日本卵業協会のホームページには「細菌が繁殖しやすいため、家庭での冷凍は勧めない」と書かれています。


殻付卵の冷凍はお勧めできません。殻付卵を割り溶きほぐして冷凍は可能ですが、卵は細菌が繁殖し易いため、家庭での冷凍はあまりお勧めできません。

「まれにサルモネラ菌が入った鶏卵が店頭に並ぶことがあります。しかし、多くの場合は人間の抵抗力で抑えられ、食中毒に至らないケースがほとんどです。」

そう語るのは東京都福祉保健局の澁谷智晃さん。

渋谷さんによると、店頭に並ぶ卵は生でも食べられるように管理されたもの。しかしそれは”通常の食べ方”であって、冷凍する食べ方は想定されていません。

「菌が増えるのは、殻を割って放置したもの。冷蔵庫でも冷凍庫でも増菌します」

umelog / Creative Commons / Via Flickr: 8086087@N08

殻の中に入っている場合、菌の増殖を防ぐ働きがあるそうです。でも、少しでも殻が割れ、空気に触れてしまうと菌が増えてきます。

「冷凍でも菌は眠っているだけで死にません。殻を割り、常温で解凍しているうちに増えてしまうことも考えられます」

基本的に、殻を割った卵は「すぐに食べる」or「ちゃんと熱する」ことが大事

Ryouhei Saita / Creative Commons / Via Flickr: stryh_0218

サルモネラ菌は、熱に弱いためきちんと温めれば人体に影響をもたらしません。

どうしても生で食べたい場合(すき焼きやたまごかけご飯)は、「食べる直前に殻を割るようにしましょう」とのこと。

東京都の保健福祉局のホームページでも「十分に加熱しない卵料理は、調理が始まってから2時間以内に食べましょう」と記載があります。

サルモネラ菌の食中毒が流行したのは、今から25年ほど前。最近では耳にしなくなったものの、覚えておいたほうがよさそうです。

過去にはトロトロのオムライスで食中毒が発生したケースもあります。おいしさも大事ですが、安全面も見ていきたいですね。

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