シャープ製のイチゴが食べられる日が近いうちに来るかもしれない。意外な場所で

    目の付け所。

    シャープが間もなくイチゴ工場を展開し始める。

    ドバイで。

    なぜ、電機メーカーのシャープがイチゴを?

    1:中東で日本のイチゴは超贅沢品だったから

    シャープによると、市場に出ている日本産のイチゴの相場は1000円以上。高級レストランの隠しメニューとして出されることもあるのだそう。

    ドバイで流通しているのはアメリカ産のもので、糖度は平均6〜7。そう、あんまり甘くないのだ。

    「甘くて美味しい日本のイチゴを食べたい」「でも高い」というギャップに商機を見出したというわけ。

    2:高い技術を持っていたから

    なおシャープによれば、中東エリアで日本品種のイチゴを人工的に収穫したのは初。

    このイチゴ工場はコンテナを8つ掛けあわせてできるコンパクトな構造。そのためスーパーやレストランが自家用栽培のため導入する需要も見込める。

    初期費用は1億円程度。10分の1のコストなんだそう。

    シャープ以外にも、富士通や東芝も人工的にレタスなどを栽培している。電気メーカーが培ってきたテクノロジーは、農産物の生産という形で新たな道を切り開いている。