「ミスドが100円セールをやめる」
日経新聞によると、ミスタードーナツを運営するダスキンは、セブン-イレブンなどの「コンビニドーナツ」に対抗するため、主力商品を値下げするそうです。
加えて、店舗を改装。そして記事末尾に「改装した店舗では現在月に1週間ほど実施している『100円セール』をやめる」の文言が。
えっ…? こんなに愛されているのに?
奏「のんさんとミスド来ました。100円セールだから来たのに、高いやつと悩んでる。100円セールの方でお願いします」
BuzzFeedの取材に対し、ダスキン広報の岡本さんは「新しいタイプの店舗では、100円セールとグッズキャンペーンは実施しない」と答えました。
新しいタイプの店は、こんな感じらしい。
甲子園球場前のお店はすでに改装済み。全国の12店舗で売れ行きを検証していくそうです。
「住宅街では、広いスペースをとったカフェスタイルにしていく予定です。”ミスタードーナツ”のブランドを活かしたいので、セールやおまけなどの付加価値はつけないで勝負したいと考えています」
ただし新タイプの店舗では主力製品を値下げ
セールがなくなった店舗では、どうやって人を集めるのか? 空間づくりのほかに、主力商品の値下げに踏みきっています。
「基本は、ポン・デ・リング、オールドファッション、フレンチクルーラーがベースになりますが、店舗と時期によって値下げする商品を変えて、検証していく予定です」
上記3品は140円→108円に値下げして販売中。2020年までにじっくり検証しながら、価格帯や戦略を確定したいと述べました。ただ、しばらくは新タイプの店舗では100円セールは実施しないようです。
コンビニドーナツに対抗する、ドーナツ屋の意地

コンビニドーナツが本格的に始動したのは、2014年。ミスドの売上はその前からずっと低迷していました。
調査会社の富士経済は以前、BuzzFeedの取材に対し「70年代から同じスタイルで販売し続けているため、”母と子ども”という限られた層にしかアプローチできていなかった」と分析していました。
ミスドは、新しい顧客を掴むために、2020年までに全国1000店舗をリニューアルする予定。なお、改装のペースは、実験店舗の売れ行きを見て決めるそうです。「ついで買い」しまうコンビニドーナツに対抗するためには、instagramに映えるような店舗にする必要があるのでしょうか。