東急ハンズのデジタル領域を担当している「ハンズネット」の中の人が引退する。
例えば、多部未華子のファンと公言したり、
ニッセンやヴィレバンのアカウントと大喜利をしてみせたり、
ハンズネットのもとには、コラ祭りのごとく「ロゴいじり」が届くこともあった。
ツイートのテンションを見ると、円満退職の模様。
退職した「中の人」もBuzzFeedの取材に応えた。
――退職、おめでとうございます。6年に及ぶ「中の人」の活動で印象に残っていることはありますか。
フォロワーさまからのお声がきっかけで、キングジムさんと商品企画、開発をしたことです。ちなみに、一瞬で売り切れました。
――広報の方は、怒ったことはないと言っていましたが、実際のところ…?
これが本当にほとんどなくて、強いて挙げると2013年のエイプリルフールにした「LOFTです」ツイートで、社内で「オモロイけどコレはさすがにどうなんや」的なお話は出たみたいです。あくまで噂レベルですが。噂レベルだと言い聞かせています。
偉い人が爆笑しながら僕のデスクまで来てくださって「グッジョブ!」って連呼されたので、「大丈夫だ俺は怒られてないぞ」と拠り所にもしていました。
ちなみに、このあと、LOFTさん側も「ハンズです」ツイートをかぶせてくださって、最終的にはライブスペースのロフトさんもかぶせてくださって、気づいたらそこには潤沢なカオス空間が横たわっておりました。ライブスペースのロフトさんがかぶせてきたときはさすがに耐えきれずオフィスで噴き出しそうになったのですが、そこはサラリーマンですので、無表情を保ちながらも多少プルプルしながら業務にあたっておりました。
ちなみにこれがハンズネットアカウントで最もリツイートされたツイートとなりました。翌日朝のテレビで取り上げられていたのを見たときは、さすがにコーヒー噴き出しました。あの時ついたカーペットのシミはまだ残っていますが私にとっては非常に愛しいシミでございます。と、言い聞かせています。あ、ハンズで洗剤買えばいいのか。
――最後に一言いただけますか。
仕事で落ち込むことがあっても、フォロワーのみなさまとコミュニケーションをすると、疲れが吹き飛びましたし、「よし頑張ろう」と切り替えができました。なので、本当に、引退はつらいです。
ただ、ハンズが嫌いになったわけでもハンズに嫌われたわけでもない、ポジティブな退職なので、次の会社でもこの経験を胸に、頑張って、いつか形を変えてみなさまに恩返しができればいいなと思っています。もしかしたら次の会社でも中の人やるかもしれませんし、わかりませんけど。
あとは引退ツイート時もそうですが「多部未華子 ハンズネット」でtwitterのトレンド入りを獲得したことは実は複数回ありまして、これは嬉しかったです。
「全日本 多部未華子さんの魅力を世界に発信する会」会長を今から勝手に名乗りますが、その会的には、いい仕事してたんじゃないかなと。なにを言ってるんですかね私は。今こそ、誰かに怒られる気がします。東急ハンズ大好きです!
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UPDATE
「中の人」ご本人からのコメントを追記いたしました。