北朝鮮は核実験場を閉鎖→トランプは会談中止を決定 核問題への今後の影響は?

    トランプと北朝鮮の選択は。

    トランプ氏が首脳会談中止の決断。北朝鮮はどう出る

    トランプ氏は金正恩氏に送った書簡もツイート

    Sadly, I was forced to cancel the Summit Meeting in Singapore with Kim Jong Un.

    「悲しいことに、金正恩とのシンガポールでの首脳会談は中止せざるを得なくなった」

    書簡の全訳はこちら

    とはいえ、トランプ氏は書簡で米朝首脳会談が別の機会に開かれる可能性も残しており、これからも北朝鮮の非核化を巡る交渉は、ガタピシと軋みを立てながら続きそうだ。

    そして、この問題では「リビア型」「イラン型」など聞き慣れない言葉が飛び交っている。

    それは何を意味するのか。トランプ氏と北朝鮮の狙いは。

    「リビア型」

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    Via youtube.com

    1980年代、リビアは「悪役」だった。

    最高指導者カダフィ大佐は欧米と激しく対立する政治路線をとり、「アフリカの狂犬」とまで呼ばれた。

    映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」では、ドクにプルトニウムをだまし取られたリビア人のテロリストが登場した。

    1986年には、当時のレーガン大統領の命令で米軍が首都トリポリにあるカダフィ大佐の自宅を空爆。リビアは1988年にその報復として、米国の民間航空機を英国上空で爆破する国家テロを引き起こした。

    このところ注目を集めてきたのは、その「リビア型」の核廃棄だ。

    交渉して核を先に放棄するのが「リビア型」

    背景には「独裁打倒」のイラク戦争

    北朝鮮が警戒するのは「放棄後の豹変」

    各国が関与するのが「イラン型」

    イラン核合意をひっくり返したのはトランプ氏

    唯一の成功例「南ア型」

    独立で核兵器をロシアに引き渡したウクライナ

    いつの間にか「核保有国」と黙認されたインド、そしてパキスタン

    BuzzFeed JapanNews