N国・丸山穂高議員、今度は竹島で「戦争で取り返すしか」と発言

    北方領土に続き、竹島でも「戦争で」と発言。

    NHKから国民を守る党の丸山穂高・衆院議員(大阪19区)が8月31日、Twitterで竹島問題について「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」と投稿した。

    丸山氏は2019年5月、北方領土問題で元島民に対して同種の発言を行い、衆議院は糾弾決議を全会一致で可決している。

    丸山議員は、竹島に上陸した韓国議員団に日本政府が抗議したというニュースを紹介する共同通信のツイートに、以下のようなコメントを添えてツイートした。

    「政府もまたまた遺憾砲と。竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか?

    朝鮮半島有事時を含め、『我が国固有の領土』において自衛隊が出動し、不法占拠者を追い出すことを含めたあらゆる選択肢を排除すべきではないのでは?」

    政府もまたまた遺憾砲と。竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか? 朝鮮半島有事時を含め、「我が国固有の領土」において自衛隊が出動し、不法占拠者を追い出すことを含めたあらゆる選択肢を排除すべきではないのでは? 〉政府、韓国議員団の竹島上陸に抗議 https://t.co/WOEGEn26CW

    丸山氏のツイート

    翌9月1日には、丸山氏の投稿内容を批判し、辞職を求めた小西洋之参院議員(無所属)のツイートに、「笑止」「戦後は『戦争で取り返すしかないんじゃないですか?』という言葉すら忌避。議員こそあらゆる議論をすべき」とコメントを付けて投稿し、持論を繰り返した。

    笑止かと。戦前は英語などの敵性語や負ける可能性とか口にしてはいけません。戦後は「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」という言葉すら忌避。議員こそあらゆる議論をすべき。品については院内でダイブしたりプラカード掲げたりしてた人こそアウトだと思いますけど。 https://t.co/Tw44OVOdNx

    竹島では8月31日、韓国の議員団が上陸。日本外務省の金杉憲治・アジア大洋州局長が同日、韓国側に電話で抗議し、再発防止を求めていた。

    日本政府は竹島問題について、「韓国が国際法上何ら根拠がないまま不法占拠している」としたうえで、「国際法にのっとり,冷静かつ平和的に紛争を解決する」という姿勢を維持している。

    北方領土で元島民に「戦争」発言

    丸山氏は2019年5月、北方領土のビザ無し渡航訪問団に顧問として同行した。

    国後島滞在中に、酒に酔った状態で元島民に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか」などと発言。「戦争などという言葉は使いたくない」と元島民らの強い反発と怒りを招いたうえ、「飲みに出る」と外出しようとして、職員に制止される騒ぎを起こした。

    この問題で日本維新の会は、丸山氏の除名を決めた。

    また、衆議院も6月、丸山氏に対し、辞職を事実上求める糾弾決議を与野党の全会一致で可決した。

    決議は「憲法の平和主義に反する発言をはじめ、議員としてあるまじき数々の暴言を繰り返し」「過剰に飲酒し泥酔の上、禁じられた外出を試みて、北方四島交流事業の円滑な実施を妨げる威力業務妨害とも言うべき行為を行い、我が国の国益を大きく損ない、本院の権威と品位を著しく失墜させたと言わざるを得ない」としている。

    しかし丸山氏は議員辞職を拒否。「NHKから国民を守る党」に入党した。

    終戦記念日前日の8月14日には、東京大空襲で母と妹を失い、さらに米軍機の機銃掃射で父を失った実体験をもとにしたロングセラー「ガラスのうさぎ」で知られる作家の高木敏子さんが「戦争」発言を巡て丸山氏を批判したことを揶揄するような投稿を行うなど、挑発的な発言を続けている。

    丸山氏は東京大卒。経産官僚、松下政経塾を経て2012年の衆院選で日本維新の会公認で大阪19区に立候補し、初当選。当選3回。

    反戦平和を訴える「ガラスのうさぎ」の著者高木敏子氏がTBSの番組で丸山穂高をぶん殴りたいくらいって発言に苦笑。戦争は怖い!戦争はダメ!だから、戦争に関して発言した議員をぶん殴りたい!って、、こりゃこの世から未だ戦争がなくならない訳だ。