5年間で記者会見はたった1回 13億人を率いる「親日家」とは何者か

    インド総選挙で与党・インド人民党が勝利し、ナレンドラ・モディ政権の続投が決まった。経済政策「モディノミクス」をひっさげ、豪腕で知られるモディ氏とは、何者か。

    インドで5月23日、総選挙の開票が行われ、与党・インド人民党が勝った。ナレンドラ・モディ氏の首相続投が決まった。

    2014年から続くモディ政権下で、日印関係は良好だ。

    中国の膨張をにらみ、日印の連携が強まっている。

    モディ氏は「豪腕」「清廉」を売りにするリーダーだ。

    モディ氏が評価を高めたのは、州首相として率いたグジャラートの発展。原動力の一つは進出した多数の日本企業だ。

    モディ氏にはもう一つの顔がある。ヒンドゥー保守派としての側面だ。

    米国はかつて、モディ氏に背を向けていた。それが日本との良好な関係の遠因でもある。

    RSSは1992年、インド北部アヨーディヤでイスラム教のモスクを破壊し、全土で暴動を引き起こした。

    インド内外でモディ氏の「ヒンドゥー保守派」の顔への警戒心が続いている。

    モディ氏はソーシャルメディアでのPRに熱心だ。

    日本語のツイートも

    デリーに帰着。滞在中に寄せていただいた、日本の皆さんの愛情、温かさ、素晴らしいおもてなしに感謝申し上げたい。日本よ、ありがとう!

    @narendramodi / Via Twitter: @narendramodi

    モディ氏は日本語など各国語でツイートすることがある。

    各国の言語の専門家をスタッフに抱えているとみられる。

    これは2014年9月、首相として初の公式来日を果たした直後のものだ。

    一方、インドで記者会見を開いたのはたった一度。