「米国の代理人」だったイラン、米のトラウマは「人質」 対立が続く理由

    対立を続ける米国とイラン。なぜ、こんな構図が続いているのか。

    緊張が続く中東歴訪に安倍首相が出発した

    安倍晋三首相が1月11日、サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦3ヵ国の歴訪に出発した。

    主な目的は、中東に自衛隊を派遣することについての説明と、緊張緩和に向けての意見交換だ。

    中東での緊張の主役の一つはアメリカ。もう一つはイランだ。

    米国とイランは現在、国交がない。

    しかし、イランはかつて、米国の「盟友」あるいは「代理人」として蜜月関係だった時期がある。なぜ、両国の関係はここまで悪化しているのか。

    イランはかつて王政だった。その後ろに米国がいた

    「シャーのイラン」は米国の代理人として「湾岸の憲兵」と呼ばれていた

    反目を強めたイラン新政権と米国

    テヘランの米大使館占拠事件が米国のトラウマに

    イランの「最高指導者」と大統領は何が違う?

    トランプ政権はイランへの敵意を隠していない

    ハメネイ師も米国への不信感をあらわにしている

    We have no doubt in @abeshinzo’s goodwill and seriousness; but regarding what you mentioned from U.S. president, I don’t consider Trump as a person deserving to exchange messages with; I have no response for him & will not answer him.

    ハメネイ師は2019年6月、核合意の遵守などを仲介しようとイランを訪問した安倍首相と会談したのち、以下のようにツイートしている。

    「安倍氏の善意と真剣さは疑わない。しかしトランプを対話の対象とはみなさない。私は彼に応答しない」

    「イスラム共和国は米国を信用しない。核合意を巡る交渉のような苦い経験は繰り返さない」

    「敵の敵は一時的な味方」な中東では共闘も

    日本とイランの関係は

    BuzzFeed Newsではイランと米国の対立をさまざまな角度から報じています。

    イランの軍事力と戦略の特徴
    両国が対立を強め、そして急速に手を引いた背景
    各地で起きた戦争に反対する動き

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