• factcheckjp badge

YouTube本社銃撃でデマが続々 凍結措置も追いつかず

Twitterは警告を出し、凍結措置などを行っている。

米カリフォルニア州のYouTube本社で4月3日午後(日本時間4日未明)に起きた発砲事件で、Twitter上でデマが次々と出回っている。

代表的なものは、「実行犯はこれだ」と全く関係ない人物の顔写真をアップしたツイートだ。

ネタにされたことを自ら嘆く人も

Sigh. Here we go. Obviously I'm not the shooter. #youtubeshooting

「銃撃犯だ」と勝手に自分の顔写真をあげられたことを、ため息とともに「明らかに、僕は銃撃犯じゃない」と嘆くツイート。

現場にいるYouTube社員のアカウント乗っ取りも

Someone just hacked the account of a YouTube employee who had survived and was tweeting about the shooting. Who the fuck would do this https://t.co/NC5veGNDpj

現場に居合わせたYouTube社員のアカウント。最初に事件の発生を伝えたアカウントの一つで、内部から状況をツイートしていた。しかし途中で何者かに乗っ取られ、同性愛を揶揄する内容のコメントがツイートされた。乗っ取りはのちに解消された。

Twitterは「違反行為に対応する」としている

We are also aware of attempts by some people to deceive others with misinformation around this tragedy. We are tracking this and are taking action on anything that violates our rules.

Twitter社は安全管理を行っている担当部門の公式アカウントで「この悲劇を巡り、偽の情報で他人を騙そうとする人たちがいる。私たちはこうした動きを追跡しており、ルール違反に対処する」との声明をツイートした。

日本時間4月4日正午段階で、地元の警察当局は、実行犯は女であり、3人が負傷させたのち、自ら自殺したと発表している。

The suspected shooter in today’s YouTube incident has been identified. Please see press release for details - https://t.co/Xvr2l9bB9s https://t.co/NEBoX3WWK5

警察当局は日本時間4日午後、容疑者の身元を「Nasim Aghdam」と発表した。

同容疑者はホームページなどを通じ、菜食主義や動物愛護運動などの主張を続けてきたといい、複数のメディアは「以前からYouTubeが不当にビデオを削除したと主張していた」と伝えている。

アップデート

地元警察当局が容疑者の身元を発表したため、その内容を付け加えました。