Facebook上で3月18日午前(日本時間)、各種の記事をシェアすると、「スパムに関するコミュニティ規定に違反しています」と判定され、非表示になるトラブルが相次ぎました。
特に問題なさそうな記事のシェアが「スパム」に
新型コロナウイルスに関する専門家のインタビューなど、「スパム」とは到底考えられない記事が次々とはじかれる状況に、Facebookで当惑や怒りの声が上がりました。
Twiterでも、「FacebookでBBCの記事をシェアしたらスパム扱いされた」「セキュリティ問題を書いた記事をシェアしたらスパムに。明らかな不当判定」と、さまざまな声が上がっています。
米国では「Facebookのコンテンツ管理担当者が自宅勤務になったためではないか」といった見方も一部では拡がりました。
間もなく、Facebook本社でセキュリティとインテグリティを担当するガイ・ローゼン氏が、問題を指摘する研究者のツイートにレスするかたちで、何が起きているかを説明しました。
「復旧」とツイート
ローゼン氏はその次のツイートで、「誤って取り除かれたすべての投稿を復旧しました。COVID-19(新型コロナウイルス)に関連することだけでなく、すべてのトピックについての投稿です。問題のあるサイトへのリンクを自動検出するシステムのトラブルで、多くの問題のない投稿を取り除いてしまいました」と説明しました。
筆者のFacebook上は、18日午前10時半の段階で、スパムと一度は判定された記事のシェア投稿が再び表示されるようになっています。