巣ごもり時間にうってつけ!奥深き「手づくり豆腐」の世界にチャレンジしてみた
昨今の巣ごもり需要で、自宅で育てられるキノコ栽培セットなど“手づくりキット”が人気とのこと。私は豆腐好きなので、「手づくり豆腐セット」に挑戦してみました。
料理とはまったく縁のない自分が「手づくり豆腐」?不安いっぱいの中、助っ人に頼ってチャレンジしてみました!

習うより慣れろ。今回はお手本のようなものではなく、手づくり豆腐体験の楽しさをお伝えします!
キットの中身はこんな感じ。木枠やにがりが本格的な豆腐づくりを予感させます。

理科の実験のようでちょっとワクワクしてきます。
今回は豆乳を使った初心者パターンでチャレンジ。キット以外にこちらの道具を使用しました。

豆乳、鍋、計量カップ、穴あきターナー、お玉、ステンレスプレート。
さっそく豆腐づくりスタート!まずは【凝固作業】。ニガリ10gを50℃くらいのお湯(200cc)に溶いて準備しておきます。

ちなみに説明書が難しくて1回目は大失敗。その失敗を糧にした2度目のチャレンジのため、多少作り方をアレンジしてます。皆さんも自分なりの工夫をしてみてください。
ここでは取説にある水ではなく、約50℃のお湯を使用。
豆乳500〜600ccを温めます。ここの温度調整、ポイントです。

説明書には75℃とありますが、冷めてしまうので80℃くらいでもいいと思います。
弱火での加熱をおすすめします。

キット付属の温度計で75℃くらいになったことを確認。

まさに理科の実験のよう。
豆乳が温まったら事前に準備したニガリを入れて混ぜます。

1回目はここで混ぜすぎて大失敗したので、2度目はゆ〜っくりと混ぜました。温度キープも忘れずに。
秘薬を作っている博士の気分になります。
【成熟凝固】混ぜ終わった状態がこれ。正解が分かりませんが、豆腐っぽい状態になってきた!鍋に蓋をしてしばらく放置します。

混ぜ終わった時の温度が60℃以下になってはダメなので、加熱しながらの温度調整がポイント。
箱盛りの準備。木枠に敷く布は、濡らしておくとキレイに貼り付けられます。

手づくり感が出てきた!やっぱりキットを使うと雰囲気が出ます。
【箱盛り】木枠の中で均一になるよう、お玉で移していく。

この時点でもうおいしそう。

移し終わったら布で全体を覆う。豆腐屋さんで見たことある光景になってきた。

【水切り】板で蓋をして重石を置く。重石の目安は500〜800gくらい。
重石が重すぎると固く、軽すぎると柔らかくなってしまうので、好みの加減を探してください。これは何回か作るうちにつかめてきそう。
途中で布を開いて様子を見つつ脱水。全体がくっついて豆腐状になってきたらOKです。もう豆腐でしょこれ。

この状態でも食べられそうですが、次の工程「水さらし」で出来上がり。
水切りが終わったら(1)布を開いて板を載せ(2)箱ごと全体をひっくり返し(3)箱と布を取る

完全に豆腐です。
【水さらし】1〜2時間程度が目安ですが、こちらもお好みでいいと思います。手づくり豆腐の完成、近し!

あとは待つだけ。初めての手づくり豆腐、早く冷奴で食べたい!
手づくり豆腐、完成!たっぷりネギ、ショウガ、かつお節を載せて冷奴でいただきます。

水切りと水さらしの時間にもよりますが、豆腐完成までの所要時間はおよそ2時間〜2時間半くらい。
1回目よりだいぶ成長しましたが、目指す頂はまだ遠い。。。いやー、手づくり豆腐、難しいけど面白い!これから何度もチャレンジして理想の豆腐をつくってみたいと思います。
巣ごもり期間、没頭できる物を探してる人におすすめです。