今まで何してたんだ…。ネットで知った「りんごの切り方」が良いことずくめだった

    りんごを輪切りにする「スターカット」をご存知ですか?食べやすい幅に切るだけで、今まで捨てていた栄養を摂れる素晴らしい切り方なんです。今回、この切り方を開発した「一般社団法人 青森県りんご対策協議会」にお話を伺いました。

    りんごを輪切りにしたら良いことしかなかった。

    やり方はすごく簡単です。

    よく洗ったりんごを寝かせます。

    あとは好きな幅に切るだけ。

    想像以上に\サクサク/切れて気持ちい〜〜!!!

    この切り方、真ん中が星のように見えるので「スターカット」と呼ばれているそうです。

    良いところ①「うすいのでサクサク食べやすい」

    良いところ②「ゴミが少なくなるし、皮の栄養も摂れる」

    この切り方を正式に広めたのは「一般社団法人 青森県りんご対策協議会」のみなさま。

    はじまりは「スターカット」ではなく「輪切りりんご」と呼んでいた

    ——スターカットはいつ頃、どんな想いの元に考案されたのでしょうか?

    きっかけは加川会長でした。

    10年ほど前から青森りんごのPRイベントなどがあるたびに「輪切りりんご」という名称で紹介をし「食べやすさ」「皮や皮の近くの栄養も採れること」などを紹介して、自ら実演紹介していました。

    それが結構評判が良く、青森りんごの食育授業や販促用のリーフレットなどでも「栄養が無駄なく採れて食べやすい輪切りりんご」として地道にPRをしてきました。

    「輪切りりんご」から「スターカット」に呼び名を統一

    ——「スターカット」という呼び名はどこから生まれたのでしょう?

    今から3年ほど前に「その調理、9割の栄養捨ててます!」(世界文化社)という本が出てベストセラーになり、著者がテレビ出演などをしたりしていました。

    その本の中では「輪切りりんご」が「スターカット」という名称で紹介されており、テレビで芸能人の方が「この食べ方はいい!」と絶賛しているのを目にしました。

    また、インターネットでも「目からウロコの切り方だね!」「これならりんご食べるもの面倒じゃない」などの好意的な意見を随分見ました。

    その時に「あぁ、同じことでも呼び方をお洒落にするだけで、消費者の興味の示し方や情報拡散も違ってくるんだな…」と思い、青森りんご協議会も「スターカット」という名称にしてPRを進めよう!ということになりました。(ちなみに「スターカット」という名称は本が発売される前からネット上では様々な方が使用していたようで、最初に誰が考案した名前なのかは断定できないようです)

    更なるりんごの普及を目指して

    ——今後「日本のりんごがもっとこうなってほしい!」という展望はありますか?

    青森のりんごは一年を通してスーパー等で手に入ります。

    果物=嗜好品ではなく、野菜のように毎日の食生活に欠かせないものになってほしいと思っています。

    そのためにも、スターカットという食べ方やりんごが健康・美容に良いことを地道にPRすることが大切だと思っています。

    トーストに乗せて焼いたり、紅茶に入れても美味しいそう!