花嫁は式を挙げる。アルツハイマーを患った母のもとで

    母のいる場所で。

    末期のアルツハイマー病を患うリンダ・ナポリターノ。彼女の娘ジュリアは昨年11月に結婚式を予定していたが、リンダの出席は難しかった。そこでジュリアは代わりに、式を母のいる施設で開くことにした。

    2人は結婚式の招待状に、この施設での小さな披露宴へもゲストを招待する文章を付け加えた。すると、ほぼ全てのゲストが出席した。

    「友人や家族のサポートには驚いています」と、フィリップはBuzzFeedに語った。「リンダのことを全く知らない人も、私たちと一緒に時を過ごし、みんな目頭が熱くなっていました」。

    「本当に不思議だったのは、母が父と一緒に踊った瞬間のことです」とジュリアは続けた。

    「母の認知機能はかなり低下していますが、施設のどの看護師さんも、あの日以降、リンダはずっと穏やかな気持ちでいる、と言っています」と、フィリップはBuzzFeedに話した。