映画のサウンドトラック、事前に聞くか、見終わって聞くかどっちがいいの?

    映画『アリー/ スター誕生』で検証してみました。

    映画の音楽を収めた「サウンドトラック」。1度は買ったことがある人も多いのではないでしょうか。

    ユニバーサルミュージック

    しかし、ふと疑問に思ったのですが、サントラって映画を見る前に聴いた方がいいのでしょうか? それとも後に聴いた方がいいのでしょうか?

    その疑問を解決するため、実際にサントラを事前に聴いて映画を見た人、映画後にサントラを聴いた人を集めて、意見を聞くことにしました。

    見てもらう映画は『アリー/ スター誕生』。レディー・ガガが主演、ブラッドリー・クーパーが監督と主演を務める話題作です。サントラも全米3週連続で1位を獲得と大ヒットしました。

    (C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

    事前にサントラを聴く人、事後に聴く人はそれぞれ3人ずつです。

    映画はショービジネスの世界を舞台に、レディー・ガガ演じるスターを夢見るアリーが、ブラットリー・クーパーを演じるジャクソンと運命の出会いを果たし、栄光と葛藤の道を進む物語です。

    映画の内容に合わせ、参加者は6人全員が恋人との別れを最近経験した女性となっています。

    映画を見た後に、サントラを聴いた人の感想は?

    (C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

    まずは映画の後に、サントラを聴いた人たちに話を聞きました。

    「映画を見た直後だったのもあって、曲を聴いていると場面を思い出しました。歌詞もゆっくり見ることができたので、自分自身の恋愛も投影して『わかるわかる』とうなずいたり。失恋直後って、この世の終わりに感じるじゃないですか。『I'LL NEVER LOVE AGAIN』の歌詞にある『もう誰にも触れられたくない』という部分はすごくわかります」(Aさん)

    「歌詞を見ながら、自分の人生で当てはまるところは、当てはめて聴きました。失恋したばっかりなので、私も『もう誰にも触れられたくない』という部分は、ぐっときました。ただ失恋したら次、次というタイプなので、実際にこの感情にはなれないです」(Bさん)

    「歌詞カードを目で追って聴くと、映画のシーンがフラッシュバック。あの場面は、こんなことを歌ってたんだと改めて思いました。『相手があなたでないのなら一瞬たりとも無駄にしたくない』という歌詞を見て、こんなにも誰かを思ったことあったかな、すごいなと思いました」(Cさん)

    3人が印象に残った曲として挙げた『I'LL NEVER LOVE AGAIN』。

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    一方、事前にサントラを聴いてから映画を見た人の感想は?

    (C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

    「歌詞を見てネタバレ感が若干あったんですけど、ただ思っていたラストとは違っていたので、それはすごく楽しかったです」(Dさん)

    「私は映画の感想というより、曲の感想が変わりました。映画を見る前は悲しい歌だと思ったものが、映画を見ると明るい曲だということがわかりました。どちらが良いかは難しいんですけど、最初に聴いた方が曲の印象も残るし、よかったなと思いました」(Eさん)

    「事前にサントラを聴き込んでいたので、映画での曲をベストな状態で聴けると気がしました。知っている歌を映画館の音響で聴いた時の鳥肌感は、ライブに行った時の鳥肌感と近い気がします。事前に曲を聴いていない人よりも映画で流れる音楽を楽しめたかな。マックスの状態で劇中の音楽を楽しめると思います」(Fさん)

    なるほど、歌詞を知ることでネタバレの危険性もあるようですが、事前にサントラを聴いた人たちも、メリットの方が多いと語りました。

    結論としてサントラは事前、事後どちらで聴くべき?

    それぞれの感想を聴いた後、6人の女性に「サントラは映画の前に聴くべきか、後に聴くべきか」挙手をしてもらいました。

    すると6人中5人が「サントラを聴くなら映画の前がいい」に手を挙げました。唯一手を挙げなかったのは、サントラを事前に聴いて「ネタバレがあった」という女性。後からサントラを聴いた人たちは3人とも「事前に聴きたかった」とのことでした。

    今回は外国映画ということもあり「字幕を追うことに集中せず、曲を楽しめるのでいい」との声が多数。

    音楽を題材にした映画だけに、曲に没頭できる環境が重要視されました。

    Tatsunori Tokushige / BuzzFeed Japan

    参加してくれた方の多くが映画に感動し、目を赤くしていました。

    映画から少し離れて「失恋した時に聴くのは明るい曲、それとも悲しい曲」という質問もしました。

    こちらもタイプが別れました。

    まず悲しい曲を聴く派の声。

    「悲しい曲をかけ、泣きます。最近だとJUJUの『東京』を聴いて、泣いてスッキリします」(Cさん)

    「私は後悔派タイプなので、悲しい曲を聴いて、自分をリンクさせます。『自分は今、こんな曲を聴いているんだ』って失恋の相手に送っちゃうことも」(Fさん)

    「私も悲しい曲ばかり聴きます。酷い失恋の曲を聴いて『あっ、私の振られ方ってマシな方だったんだ』って、前向きな気持ちになります」(Dさん)

    悲しい曲を聴くにしても、それぞれ使い方は異なるようです。

    一方、明るい曲を聴く派の声です。

    「そもそもすぐ切り替えちゃうタイプですが、どちらかというと明るい曲を聴く」(Eさん)

    「悲しいときはロックです。マキシマム ザ ホルモンをお酒飲みながらイヤホンで爆音で聴いて、ワーッとなって、もういいやとなります」(Bさん)

    「私は失恋してないときでも悲しげな曲ではなく、クラブの曲とかを聞いているので、マキシマム ザ ホルモンとかすごくわかります。あとZARAで流れている曲を聴いてテンションを上げます。失恋した後はZARAに週何回も行っちゃう。買い物もできるし」(Aさん)

    失恋したらZARAという声は、他にも。思わぬ失恋癒し効果があの店にはあるようです。

    なお今回取り上げた『アリー/ スター誕生』のサウンドトラックは絶賛発売中。映画の公開は12月21日。じっくりサントラを聴き込んでから、観賞するのが良さそうです。