リオ五輪ビーチバレー男子の準々決勝で不運な対戦がありました。
オランダのチーム同士が対戦することになったのです。
39歳のベテラン、レインダー・ヌメルドーにとってリオ五輪は特別な大会でした。この大会が最後の五輪だったからです。
ただ結果は残酷。若いアレクサンダー・ブラウワー、ロバート・メウーウセン組が2-0で勝利。ヌメルドーの夏は終わりました。
勝った2人も、ヌメルドーと同じコーチから指導を受けており、複雑な気分。「僕らは友達だし、彼にとって最後の大会と発表していたし...」
五輪のビーチバレーではこれまでも同国同士の対戦はありました。例えばロンドン五輪の決勝はアメリカ同士の対決。日本バレーボール協会によれば「1か国1チームではないので、どうしても起こってしまいます」といいます。
「ひどい夜だ」。ヌメルドーは試合後にそう話しましたが、続けて「こういう終わり方は残念だけど、素晴らしいキャリアを送れたと思う。誇りに思うよ」と語り、勝った若い2人の健闘を願いました。