乃木坂・与田祐希の福岡弁インタビューが可愛すぎる

    「乃木坂46」の次世代エースとして、注目を集める与田祐希にインタビュー。「地元で過ごすと、本当にこの後に東京帰るちゃろか?と夢見たいで」など福岡愛を聞きました。

    「乃木坂46」の次世代エースとして、注目を集める与田祐希(17)。

    昨年12月に発売されたファースト写真集「日向の温度」(幻冬舎)がヒット中で、ソロとしても現在放送中のドラマ「モブサイコ100」(テレビ東京系)にヒロイン・高嶺ツボミ役で出演している。

    福岡県出身の彼女の人気の理由の一つが可愛らしい方言。テレビ番組やSHOWROOM「福岡好いと~よ特番」で披露したことでも話題を呼んだ。そこで今回のインタビューでは全て福岡弁で喋ってもらった。

    ――与田さん、今回のインタビューは全て福岡弁で話してください。

    「えっ! 方言だとタメ口になっちゃうんですけど、よかですか?」

    ――よかです! 握手会の人気で知られていますが、そのときも方言を求められるんですか?

    ファンの人と話す時はリラックスしとるけん、言われんでも方言が出ます(笑)。

    握手会でよう言われるんは「方言で告白して」。「好いとうよ」とか「好きやけんね」とかですね。

    ――福岡の志賀島出身ですね。「島の子」と書いている媒体もありましたけど、他県の人からはかなり田舎と勘違いされてないですか?

    「離島なん?」とか、めっちゃ言われます。本当は陸と繋がっとって…(※志賀島は、全国でも珍しい陸続きの島)。天神までも45分くらいで、そんなかからんし。ただイノシシは結構います。

    ――小学校はちょっと変わった感じのところに行ってたとか。

    全校生徒数がすごく少なくて、年上年下関係なく、みんな仲良かったです。

    私、しょっちゅうアザを作るから、親から「どうしたん」って言われとって。おてんばやったかなーって思いますね。友達とみんなで海行って泳いだり、木に登ったり。

    ――今のイメージと違う感じがしますが…。

    「そうですか? 全然今でも登れるけん、昔のまんまです(笑)」

    ――2016年に乃木坂のオーディションに合格しましたが、福岡でアイドルだとHKT48など他にも色々ある中、なぜ乃木坂だったんですか。





    もともとアイドルになりたかったわけやなくて、でも乃木坂は可愛いと思ってました。握手会やライブには行ったことなかったけど、テレビ見てたら出とって。

    3期のオーディションがあると知ったのは、中学3年の時。受験で、周りのみんなは将来の夢に向かって高校を選んだりしとるけど、私は夢がなかったけん…。

    高校はとりあえず英語を勉強しようかなって思ってました。

    今後どうしようかなと思ってたときに、ちょうど乃木坂3期生オーディションがあって。

    乃木坂は好きだし、一旦挑戦してみようかなって思って、書類ギリギリに出して、したら合格して。

    ――今は上京してますけど、福岡の高校には通ったんですか?

    高校は行きました。転校すると決まった時は、めっちゃさみしかったんですよ。

    クラスメイトのみんなと仲良くて楽しかったけん…。転校する時は、みんな泣いてくれて、「頑張ってね」「頑張る」って、私も号泣して。

    ――アイドルになったことを周りの友達はなんと言ってますか。

    「『絶対向いてない』って(笑)」

    もともと学校では華やかなグループじゃなくて、中学は静か、高校はどのグループとも仲が良く、ちょうどいい位置。

    基本的には仲の良い子と二人行動で、この間もその子と博多駅で遊びました。

    ――上京してカルチャーショックとかはありました? 方言が通じないとか。

    最初の方はめっちゃ方言突っ込まれてたけど、最近はみんな理解してくれてます。

    「メンバーとの会話の時はぼんぼん出とるみたいですけど(笑)」

    方言だと、周りのスタッフさんには「かたらせて」が全然通じんくて。

    「ケイドロかたらせて」とかって使うんですけど。「話させて」っていう意味じゃなくて、仲間に入れてって意味なんですよ。

    あと、東京は駅が大きい! 出口が分からんくて迷って、最初は勉強しました。人の歩くスピードも「速っ」ってなりました。

    ――福岡といえば豚骨ラーメン。東京のラーメンは食べてます?





    東京で油そばを初めて食べたら、めっちゃ美味しくて。あと最近、一人焼肉にはまっとって。

    気楽やし、行きたいと思った時に行けるし。店で浮いとるかもしれんけど、気にしないです(笑)。

    ――好きなメニューは?

    好きなんはユッケ。一人焼き肉に行って、そのまま一人カラオケに行って消費します。

    この間、一人ディズニーシーに行ったんですけど、舞浜で財布を忘れてたんに気づいて…。

    めっちゃ辛かったけん、家に戻ってから、そのまま一人焼肉に行きました(笑)。

    ――気分転換に焼肉(笑)。落ち込んだ時はどうするんですか?

    自己解決です。家族にも連絡とかはしないですね。

    言ったところで、アイドルのことはわからんし、無駄に心配かけるし、いいことないかなと思って。

    ――上京してからホームシックにはなりました?

    「一時期あったかな…」

    出て来て最初はずっと帰りたいと思っとって。今でも帰りたいなと思うけど、そんな深刻なホームシックではないです。

    ――福岡にあって、東京にないものは?

    おばあちゃんとお母さんが作るもつ鍋。もつ鍋がすごく好きで。

    福岡の実家に帰っても、久しぶりな感じはしないですね。

    「福岡の方がしっくりくる」

    地元で過ごすと「本当にこの後に東京帰るちゃろか?」と夢見たいで、このまま普通に元の高校に行くんやなかろうかって思っちゃいます。

    ――東京での顔と、福岡で見せる顔は違う?

    全然違うと思います。昔と変わらん、乃木坂46に入る前の顔です。

    東京でお仕事の時は気を引き締めとるつもり。だけど、福岡やとただの高校生で、だらんとしてます(笑)。

    ――大好きな福岡。乃木坂としてライブをしたことは?

    まだ1回も福岡のライブに参加できてないんですよ。福岡だったら、友達とか来てくれるし楽しいですね。

    初めましての人がすごく来てくれるやろうけん、福岡でライブする日をが楽しみにしています。

    ――最後に、写真集のPRをお願いします。

    全国ツアーの仙台公演で「写真集を出すメンバーがいます」と言われて、スポットライトが私に当たって、「まさか自分が」と思っていました。

    その時は申し訳ないという気持ちとかプレッシャーとかがあって、バックステージで号泣しちゃいました。

    でも、写真集ロケがすごく楽しかったし、乃木坂に入って1年数か月で写真集を出させていただけるなんて奇跡だと思ったし、ファンのみなさんにもすごく喜んでもらえたので、すごく大切な写真集になりました。

    17歳の今の私を全部詰め込んだ作品を作ってもらえたけん、みんな、見いね!