女優・満島ひかりがボーカルを務め、さらに6月6日公開のMVにも出演し、話題を呼んでいるMONDO GROSSO「ラビリンス」。
満島は迷宮のような香港の街中を、泳ぐように踊って進んでいく。
振り付けの監修は、大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」の振付補を務め、キャストとしても出演した世界的ダンサー、ジリアン・メイヤーズ。
8小節のメロディーが延々とループされ、浮遊感のある満島の声が響く中毒性の高いMVとなっている。
MVの始まりは香港の集合住宅の間の広場。空を見上げていた満島は、ビートが鳴り始めると、音楽に合わせ、身体を揺らし始める。
振り返り、歌い始めた満島。何かに導かれるように、不安定な足取りで、街へと入っていく。
狭い通路。
商店の中にもどんどんと分け入る。
そして踊る。
踊る。
踊る。
MVでは女優の顔とは違う、表現者、アーティストとしての満島ひかりの顔。そのダンス、そして表情の美しさに思わず息をのむ。
儚く、美しく、ミステリアスなMVは1台のカメラで、ワンシーン・ワンショットで撮影。一本の短編映画を見ているようだ。
ラストにタイトル「ラビリンス」が浮かぶ。夜に消える満島。中毒性ある曲、そしてMVは何度でも見たくなる。
「ラビリンス」も収録されたMONDO GROSSOの14年ぶりとなるアルバム「何度でも新しく生まれる」は6月7日に発売される。