聖光学院、明徳義塾...甲子園を「独占」する各県の常連校

    球児たちの熱い夏が始まる

    8月1日、「第99回全国高校野球選手権」の宮城大会決勝が開催され、仙台育英が東北に7ー2で勝利。2年ぶりの甲子園出場を決めた。

    これで今年の夏、甲子園で頂点を狙う全国49の代表が決定した。

    藤枝明誠(静岡)、坂井(福井)、津田学園(三重)、おかやま山陽(岡山)、下関国際(山口)、早稲田佐賀(佐賀)の6校が初出場をする一方、甲子園への切符を長年独占している常連校もある。

    そこで今夏の甲子園に出場する49校の連続出場数をランキングにした。

    5位は盛岡大付(岩手)、前橋育英(群馬)、木更津総合(千葉)、横浜(神奈川)、山梨学院(山梨)、秀学館(熊本)が2年連続で甲子園に出場している。そもそも連続で出場すること自体が甲子園は難しい。

    4位は北海(南北海道)、花咲徳栄(埼玉)で、ともに3年連続で甲子園に出場している。

    北海は昨年の夏の甲子園の準優勝チーム。今夏の出場が全国最多となる38度目の出場となる。

    花咲徳栄は昨年、優勝した作新学院(栃木)に3回戦で敗れた。その年のドラフトではエース高橋昂也が広島カープから2位指名、内野手の岡崎大輔がオリックス・バファローズから3位指名を受けた。

    今年はプロ注目のバッター・西川愛也外野手を擁する。

    北海は地方大会での一矢乱れぬ「アゲアゲホイホイ」が話題を呼んだ。甲子園でも楽しませてくれそうだ。

    北海学園高校 決勝戦 vs東海大札幌 「アゲアゲホイホイ」 半端じゃない一体感笑笑😍😍 鳥肌モン👐🏻👐🏻

    3位は昨年の夏を制した栃木の作新学院。7年連続で甲子園に出場する。

    昨年夏は西武ライオンズにドラフト1位で入団した好投手・今井達也を擁した作新。今年は史上7校目の夏連覇を狙う。

    なお生徒数が3000人近いマンモス校で、ピーク時には1万人の在校生がいたという。

    2位は高知の名門・明徳義塾。8年連続で夏の甲子園の土を踏んでいる。

    2010年以来、高知代表の座を離さない明徳。名門の名をほしいままにする一方、2005年には大会直前に喫煙と暴力事件が発覚し、出場辞退したこともあった。

    この8年では2012年、2016年にベスト4に進出しており、今年はさらに上を目指す。なおヘルメットの「M」のロゴは千葉ロッテと全く同じだ。

    なお地図で見ると、キャンパスは周りを山に囲まれており、野球に集中できる環境であることがわかる。

    1位は聖光学院(福島)で、2007年から11年連続で出場。これは戦後最長記録となります。

    2007年といえば「恋空」「赤い糸」などケータイ小説がベストセラーになり、女優の沢尻エリカが「別に」と発言し、小島よしおの「そんなの関係ねぇ」が流行した年です。

    ガッキーで見てみると、このくらいの年月、聖光学院は甲子園に出場し続けてる。すごいの一言だ。

    時事通信
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