ユーザーのアカウントに不正アクセス→売買「剣と魔法のログレス」開発会社社員が逮捕

    開発会社および運営会社が発表

    スマートフォンゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」を開発するゲーム会社「Aiming」は6月21日、従業員が詐欺等の容疑で大阪府警に逮捕されたと発表した。同ゲームを運営するマーベラスも同時にリリースを発表している。

    逮捕された従業員は、ゲームのアカウントが金銭で取引されているリアルマネートレーディングサイトへユーザーのアカウントを不正に出品。売買が成立したことで、持主であるユーザーがゲームを利用できない事態が発生していた。

    朝日新聞によれば、逮捕されたのはAimingの契約社員。府警は、この従業員が2016年9月から今年4月にかけて約70人分のアカウントを出品し、約20件、計約35万円を売り上げたとみている。

    マーベラスは大阪府警から情報提供を受けて捜査に協力しており、捜査に支障をきたす恐れがあることから、この日の逮捕まで公表は控えていたという。

    Aimingは発表で「弊社の従業員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、日頃から本サービスをご愛顧頂いておりますお客様をはじめ、株主や関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

    マーベラスも謝罪したうえ、被害に遭ったユーザーに対しては「可及的速やかに措置を検討し、改めて弊社からホームページ上でご連絡を申し上げます」としている。

    「剣と魔法のログレス いにしえの女神」は2013年12月にリリース。国内累計で800万ダウンロード以上の人気タイトルだった。