
インタビュー中に悩み相談をされたのは初めてだった。
茅原実里。歌手であり、声優。
ブレイクのきっかけとなった『涼宮ハルヒの憂鬱』で演じた長門有希はクールで物静かなキャラだったが、演じる本人は天真爛漫を絵に描いたような女性だ。
笑い、悩み、質問の答えを探し熟考する。素直な人で、隠し事はあまり得意ではなさそうだ。
茅原は今年デビュー15周年を迎える。活動を振り返る中で出てきたのはここ数年の葛藤、大好きな「B’z」の存在、MISIAへのライバル心?に、大切にしている河口湖のライブ。
4月から新事務所に所属し、新たなスタートを切った茅原実里の今を聞いた。
苦楽を共にしてきたマネージャーとの別れ
――今年4月でデビュー15周年。改めて心境はいかがですか。
振り返ると、決してあっという間ではなかったと思います。特に2年前、デビュー前から二人三脚でやってきたマネージャーと別々の道を歩むことになったのは大きな出来事でした。
――茅原さんがエイベックスのスクール生の頃からの関係でしたね。
はい。もともと私がいた声優コースのスタッフさんで、デビュー前からずっと一緒。苦楽をともにしてきた人です。
あらゆる分野でジャッジを下してくれていた人がいなくなってしまったので、当時はいろいろと大変でした。とても仕事が丁寧な人だったので、築いてもらってきた大切な部分はしっかりと自分で守っていかなくちゃいけないと思っていました。
でも、本当に自分にはいろいろ足りないものが多すぎて。舞い込んできた仕事に対してのジャッジも含めて、すべてが自分に委ねられる恐怖みたいなものもありました。
もちろん周りには味方になってくれる人がたくさんいて、答えが出せずに困った時は誰かが助けてくれましたが、それでもずっと不安はつきまとっていましたね。
セルフプロデュースができるタイプでないことは薄々は感じていたんですが、今は確信に変わりました(笑)。
――歌手や声優の活動で、この数年での変化はありますか。
この4月から、ホリプロインターナショナルさんに所属させていただいて、とにかくオーディションの数が増えてびっくりしています。こんなにアニメのオーディションってあるんだ!っていう。
これまでを振り返ると、アニメのオーディション自体が年間で数えるぐらいしかなかったので。この数か月間で受けさせてもらっている作品の数に、正直ものすごくびっくりしています。
――これまでてっきり声優の仕事をご自身でセーブしていたと思っていました。
いただいたお仕事は受けていますし、特にセーブをしているつもりはなかったんですけど、常に音楽活動とバランスがとれるよう心がけてきました。
私は不器用なんです。詰め込みすぎてコンディションを崩すと、気持ちのコントロールがつかなくなってしまう。そうなると自分だけではなくて、仕事まで恨んでしまうこともある。
そういう意味でも一番の理想は、どちらの活動も100%で臨めるスケジューリングをしてもらうこと。でもそれって、はっきり言って無茶なお願いなんですよね。
人気商売で波がある仕事な訳ですから、偏るのが常です。忙しい時と暇な時とに分かれますしね。
声優の仕事についてはいつも不安

――過去に「声優のお仕事が苦手」とインタビューで語っていたこともありましたね。
そう言ったのは、きっといつも苦悩して演じ続けているからだと思います(笑)。そこはデビュー当時から変わらないですね。「苦手」というよりも「難しい」。
声優の仕事は、ひとつの作品に関わる人が多い分、自分の演技に対して正解だったりと確信が持てなかったりするんです。
もちろん現場でディスカッションして、音響監督が導いてくれる演技をしてOKが出てしまえば、それでOKではあるんですけど…。
毎回演じ終わった後に「大丈夫だったかな」という不安が必ずつきまといます。本当にクライアントさんが喜んでくれたかなという不安と心配がいつもあって、苦しい…。
自問自答ばっかりで、終わった後に清々しい気分になることはまずないですね。
――家に帰って、「ああ…」と心配になるんですか。
なります、なります。本当に大丈夫だったのかなと。どうしたらこういうふうに思わなくなるんでしょうか?
――お芝居には正解がないから、悩む方は多いと思いますよ。そうした不安って取り除きたいですか。
除きたいです。つらいですもん。
――でも、実際に周りに仕事の評価を聞いたら「よかった」と返ってきませんか。
仕事についての自分への評価は、怖いのであまり聞かないようにしています(笑)。
でも、しーちゃん(現在のマネージャー)には聞きます。逆にそういう不安があるから、次も頑張れるみたいなところもあるのかもしれません。
声優の仕事は「茅原実里さんにお願いします」といただいたキャラクターを、とにかく全力で演じきる!っていうスタンスです。
今の時代、これだけ声優さんがいる中で、何かの役に自分を選んでもらえること自体が奇跡的なこと。感謝を忘れずにキャラクターと向き合っていかなくちゃいけないと思っています。
――歌の仕事に関しても、不安がつきまといますか。
声優のお仕事に比べたら、不安はちょっと減るかもしれないです。でも、葛藤は多いです。
昨日、新曲のプリプロ(仮録音)をやっていたんですけど、とても素敵な楽曲なのに自分が歌うと何か違うんですよね。理想と現実のギャップでしょうか。自分のイメージしていた通りの歌にならないことが、悲しくて。スタジオで泣きそうになりました。
今年15周年ですが、この2、3年…いや、もっとずっとだ。歌に関してはものすごく悩んでいます。デビューした頃の方がまだいくらか清々しかったですよね。
最初のアルバム(『HEROINE』)のレコーディングでも、うまくいかなくて歯がゆい思いは経験しました。だけど、今はあの頃とはまたちょっと悩みが違うんです。
納得がいかないのは、自分の歌唱力や技術力の問題だということは分かっているんです。だからボイストレーニングも通っているし、自分が尊敬する人のスタイルをやみくもに真似してみたりとかもして…。
音楽活動は本当に充実しています。定期的に新曲を作って、レコーディングして、ライブも重ねて。確実に経験値は上がっているんですけれど、自分が成長しているのかどうかがいまいち分からない。
昔の歌の方が迷いがなく、堂々としてるように聴こえて怖くなる時もあるくらい。後退は絶対にしていないと信じたい。もっと上手くなりたいんです。
「飲みたくなってきちゃいました(笑)」

――昔と違った悩みは、どこからくるものなのでしょうか。
少なからず周りの影響もあるのかなと思います。自分のキャリアは上がっていく一方で、フレッシュで魅力的なアーティストが次々に現れるわけです。
その中には羨むくらいの歌唱力を持っている人も多くて、自分が置いてけぼりに感じることもある。ダサいけど、そういう焦りもあるのかもしれません。
あとは与えられる楽曲のレベルも上がったというか…。でも、もともと茅原実里の楽曲は難易度が高いものだらけなんですけどね、これまでもずっと。
でも、歌で――。(自問しながら)ああ、そうか。そうなんです。なんだか取材になってなくて、すいません(笑)。
――悩み相談でも大丈夫ですよ(笑)。「そうなんです」の続きを教えてください。
なんだか飲みたくなってきました(笑)。多分、自分の気持ちが変わったんだと思います。
この数年で、もっと自分の歌、楽曲に込められた思いや言葉をちゃんと曲に乗せて伝えたいという気持ちが強くなりすぎて、あふれてしまって...。それが大きくなりすぎて気持ちが追いつかなくなって、最終的に悪いのは自分だって、つい自分を卑下してしまう。
すごく考え込むようになっちゃって、歌うことがつらくなったり、ひどい時は声を出すことに抵抗を感じたりもして。もともと大好きだったレコーディングが嫌いになってきたり…。
だけど、その中で巡り会う楽曲の持つパワーや、楽曲をプレゼントしてくれたクリエイターさんたちの愛に背中を押されて頑張れるところもあります。
なんか色々オープンに話しちゃってますけど、毎回切り替えて愛をもって自分の歌と向き合っています。
――レコーディングの葛藤はお聞きしましたが、ライブではどうですか。
ライブはライブですごく葛藤があります(笑)。3月に終わった『SPIRAL』というアルバムを引っ提げてのツアーがあったんですけど、そのファイナルもパフォーマンスに納得がいかなくて、終演後は相当凹んでました。
歌詞の間違いなども含めて、小さなことですけどミスがあって、本番中に悔しくなっちゃって。
それまでツアーで重ねてきたライブはその都度課題はあったけど順調だったので、何でファイナルにこういうライブになっちゃうんだろうと…。
――楽屋でそういう感情を表に出たりはしますか。
ファイナルのときは楽屋にアニマックスさんがいらっしゃったので…。メイキングの撮影が入っていて、後日放送されるということもあって、落ち込むこともできなくて(苦笑)。
ライブの感想も言わなくちゃいけない…。ネガティブな感想なんて絶対に言えないじゃないですか。あれは色んな感情が入り混じって、つらかったですね。
ライブは大好きですが、手放しに「ライブ、最高!」というわけではなくて。
ライブに完璧なんてないんですけど、せめて何かミスだったりトラブルがあったとしても、ステージから降りた時に、チームのみんなに対しててへぺろレベルで済むようにしたいですよね(笑)。
歌がなかったら、どう過ごしていいか

――茅原さんは声優もやられていますが、もともと歌手志望。歌手を目指すきっかけは、高校の学園祭のカラオケ大会で優勝したことでしたね。
はい。もともとすごくシャイで人前に出るのが苦手だったんですが、カラオケ大会の担当になったのが、私のすごく好きだった先生で。人手不足に困っていたのでエントリーしました。
優勝した後、別のクラスの女の子に「あなたの歌声に感動した」と言われたのがうれしくて。内向的な自分だけど、歌で何かできるかもしれないと思いました。
――そこで一気に歌手の道に進むのは大胆な決断ですよね。
自分でもそう思います。
まず人に注目されることが嫌だったし、人前に出るなんてとんでもないと思っていた人間が「歌手になりたい」と思うなんて。だけど、ものすごく一途な思いでしたね。
――家族は止めなかったんですか。
むしろ応援してくれました。
中学生のとき、お父さんに連れられた近所のスナックで、尾崎豊さんの『卒業』を歌ったんです。そうしたらお父さんは「お前は歌手になれる」と言ってくれて。その出来事があったから、歌手になると言った時も賛成してくれました。
一方で、家族にはいつも心配されていました。「いつまで夢を追いかけるんだ?」ってずっと言われていて。
高校を卒業してから、オーディションを受けては落ちての繰り返しをしているときは「20歳までにしたら?」と言われて。それでも諦められなくて21歳で養成所に入ったら、今度は「23歳ぐらいまでにしたら?」って。
――自身で歌を諦めようと思ったことはありますか。
ないですね。21歳で養成所に入って、ボーカルコース専攻で歌の勉強をしていたんですが、うまくいかなくて。
卒業が差し迫ったときに「来期から声優タレントコースが開講されるから学んでみないか?」ってアカデミーのスタッフさんに誘われて、声優の勉強をするようになったんですけど、またそこから葛藤はありました。
子供の頃はアニメっ子だったので、声優の裏側にも興味があったし、勉強させてもらえることがありがたいと思っていました。
初めてのことだらけで大変だったけど、なんとか授業も必死に食らいついて。でも時間が経つにつれ、いつまでこの状況が続くんだろうって、年齢を重ねていくことにも不安を感じるようになって…。
このオーディションに受からなかったら辞めますと言って、受かったのが『天上天下』のヒロイン棗亜夜の役でした。
でも、もし『天上天下』オーディションに落ちて卒業していたとしても、歌は辞めなかったと思います。また一からオーディションを受けようと思っていましたから。歌に関しては本当にしつこかったんですよ。
――デビューしてから、歌をやめようと思ったことは?
思わないです。冗談で言ったことはあったかもしれないけど、本気で辞めようなんて思ったことはないです。
逆にこの15年の間で、ライブがなかったらきっと活動自体をやめていました。そのくらいライブは大事です。
もしもライブがなかったらって想像しただけでゾッとします。どうやって日々のモチベーションを保って生きることができるんだろうって。
一つのライブが終わっても、また次にあるライブのことを常に考えています。自分にライブのない未来なんて想像ができません。ライブは私のライフワークなんです。
河口湖を巡り、MISIAへライバル心?

――茅原さんのライブといえば、今年で11年目になる夏の河口湖ステラシアターでのライブが8月3日、4日に開催されます。最近は河口湖の会場を他のアーティストさんも使われていて、悔しいそうですね。
寂しさはあります(笑)。でも、実際にあの会場が色々なアーティストさんに使われるようになったらなったでうれしいんです。やっぱりいい会場なので、もっとたくさんの人に知ってほしいなという。親心です。
河口湖ステラシアターには、毎年お世話になっているマネージャーの野沢さんという方がいるんですけど、私のことも、スタッフのことも、ファンのみんなのことも大切にしてくれる神様みたいなお方なんです。野沢さんがハッピーになるんだったら、みんなに使っていただきたいなと思います。
ただ、あの会場でやっているライブ本数は、常に私が一番でいたい。MISIAさんにも勝っていますから。
――2本差ですよね。河口湖ナンバーワンをかけて、MISIAさんとデッドヒートを繰り広げている。
こっちが勝手に意識しているだけですけどね(笑)。
――河口湖でのライブが縁で、現在は「やまなし大使」にも選ばれています。出身は栃木県宇都宮で、育ちは埼玉県ですが、地元の人に「何でうちでなくて、やまなしの大使?」と言われないですか。
だって声かけてくれなかったもん(笑)。
――河口湖ステラシアターの良さはどこでしょう。
オールマイティーです!
野外の会場とはいえ、雨が降ったら開閉式の屋根が閉まって、ファンのみんなのことも守ってくれる。晴れた日には、富士山を背負って歌えるのもこの会場の醍醐味だし、すり鉢状の客席の作りは、ファンのみんなの顔もよく見える。
太陽が昇っている時間からスタートして、アンコールの頃には日が沈んで、締めくくりは打ち上げ花火。こんな贅沢な会場ありませんよ!
たまに雨降ったりもしますけど。でも、基本は私が晴らしています。ミス・サンシャインです(笑)。
――今年のテーマは「上昇」。この言葉に決めた理由は?
4月で事務所も変わって心機一転。もっとみんなと一緒に、今まで見たことのない景色を見にいくぞという気持ちからです。
ロケットが今回のロゴになっているんですけど、みんなを乗せて上昇するぞという思いも込められています。
――河口湖ステラシアターは別格として、日本武道館も思い入れがある会場ですよね。
そうですね。武道館はいつでも茅原実里の夢ですね。また、あの場所に立ちたい。
音楽活動を始めてから、日本武道館をチームの一つの目標としてやってきて、それが叶った。みんなが真っ直ぐに同じ方向を見て、同じ気持ちであの場所へ行くことができた。
達成したあの時の喜びは絶対に忘れられないし、一生消えない思い出です。武道館はずっと特別だし、いつかまた、戻りたいですね。戻ります。
大好きなB'zが走り続けているから救われる

――アニメを取り巻く環境は、15年間で変わりましたか。
ずいぶん変わりましたよね。みんなが「アニメが好きだ」っていう純粋な気持ちを隠さずに全力で発信できるようになりましたよね。15年前はここまでではなかったと思うので。
声優さんもどんどん表に出るようになって、声優以外の仕事の幅がかなり広がっているように感じますが、今ではそれが普通ですしね。
海外での日本のアニメの盛り上がりも凄いことになっていると思います。色んな国で毎週のようにアニソンフェスやアニメのイベントを開催したりもしてるって聞きますし。どんどん広がっている感じですよね、アニメの輪が。
もともと海外での活動というのをもっとやってみたいと思うようになっていたので、いずれ海外で自分の単独ライブをすることも目標です。
海外の方たちは、一人一人、個で主張が強いところが日本のファンとは少し違うところで、自分が叫びたいときに「実里――!!!!」って叫びますから(笑)。
でもきっと、国によって応援の仕方は違うんでしょうね。まだまだ行ったことのない国にも行ってみたいです。
――海外でライブをしたアーティストさんの話で、頭からずっと歌われて「カラオケかなと思った」と聞いたことがあります。
好きな方って本当に歌うんですよね。歌ってくれるのはうれしいんですけど。あまり大きい声で歌われると困っちゃうというのが、B’zのライブに行ったときにありました。
稲葉(浩志)さんの声よりも、後ろで歌っている人の方が大きくて、稲葉さんの歌が聞こえないみたいな。「ちょっと待ってくれ」って言いたくなりましたね(笑)。
――茅原さんはB'zの大ファンですもんね。稲葉さんの実家に行かれたこともあるとか。
イナバ化粧品店ですね。はい(笑)。
大好きな稲葉さんがずっと歌い続けてくれているから、それが励みになって私も頑張っていられるというのはあります。
B'zは私が子供の頃からずっと走っていますから、一度も止まることなくずっと。何があってもあの2人は音楽を続けてくれているというところで、すごく救われるところはあります。
――どこかでお会いしたりとかしていないんですか?
していないです。『ミュージックステーション』の観覧で稲葉さんを見たくらいで。22、23のときです。
――今や茅原さん自身が声優さんに「憧れのアーティスト」として挙げられます。
現場でたまに言われたりします。うれしいけど、すごく不思議な気持ちになりますね。恥ずかしい、何か…。
私なんて、まだまだだし、そんな憧れられるようなものでもないですよって思っちゃう。でも、頑張って「ありがとう」って言います(笑)。
これからの茅原実里

――4月に新事務所に入りましたが、今後挑戦をしたいことはありますか?
舞台の方とかも挑戦してみたいです。
――ホリプロは舞台製作もやっていますし、ぴったりですね。5年ほど前のインタビューでも「舞台をやりたい」と言っていましたね。
ずっとやりたいって言ってはいたんですけど、音楽活動が軸にあると、なかなか実現できなくて。去年初めてファンクラブのイベントの中で演劇をやってみて、舞台の未知な部分がすごく面白くかったんです。
あのステージの上の、作られた世界の中で過ごせたときの感覚が楽しくて。ときめく瞬間がたまらない。あのときめきをもっと経験してみたいです。
――これから歌いたいジャンルはありますか?
いつか洋楽のカバーとかしたい。ベット・ミドラーの『ローズ』歌いたいですね。『ユー・レイズ・ミー・アップ』も好きです。難しいですけど、洋楽の訓練は自分のためになると思うので続けてみます。
――河口湖のライブでは毎年カバー曲も披露してますし、聞けるかもしれませんね。タイトルも、去年から「SUMMER CHAMPION」。MISIAさんに抜かれたら、その王座を明け渡すんですか?
嫌だ嫌だ。それだけは絶対に死守したいです。MISIAさんだけには負けたくないです(笑)。
〈茅原実里〉11月18日生まれ。栃木県出身。声優、歌手。2004年にアニメ「天上天下」(棗亜夜役)で声優デビュー。2006年にはアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の長門有希役で広く知られるようになる。2004年からは音楽活動も精力的に行っており、これまで日本武道館やさいたまスーパーアリーナでもライブを行う。8月3日、4日には毎年恒例の河口湖ステラシアターで開催するサマーライブ『SUMMER CHAMPION』が行われる他、11月にはバースデーライブがZepp Tokyoで開催される。