漫画「オールドボーイ」「リバースエッジ 大川端探偵社」などの作品で原作を務めた漫画原作者の狩撫麻礼(かりぶ・まれい)さんが1月7日に亡くなった。14日に小学館が発表した。
小学館は14日にウェブサイト「ビッグコミックBROS.NET」にて「原作者・狩撫麻礼氏が逝去されました」と訃報を伝えた。BuzzFeed Newsの取材に対しても事実と認めた。
狩撫麻礼さんは1979年に「EAST OF THE SUN, WEST OF THE MOON」(画・大友克洋)で漫画原作者としてデビュー。ひじかた憂峰、土屋ガロンなどの別名でも活動した。
これまで池上遼一、弘兼憲史、浦沢直樹、中村真理子、松本大洋、かわぐちかいじなど数々の漫画家とタッグを組み、多くの作品を生み出してきた。
松田優作が主演した映画「ア・ホーマンス」など、これまで映画やドラマと何度も実写化されてきた。
韓国で映画化され、2007年のカンヌ映画祭審査員大賞に輝いた映画「オールド・ボーイ」の原作「ルーズ戦記 オールドボーイ」は土屋ガロン名義で手がけた作品。
ひじかた憂峰名義で手がけた「湯けむりスナイパー」「リバースエッジ大川端探偵社 」はテレビ東京系で実写ドラマ化されている。
漫画家いましろたかしとタッグを組んで1990年代に発表した漫画「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」が、2018年の山田孝之主演・プロデュースで映画化されることも決まっていた。
小学館によれば、近親者で葬儀は終えており、お別れ会については未定という。