「楽器を持たないパンクバンド」をキャッチコピーに活動するアイドルグループ「BiSH」。

そんなBiSHにとって初のラブソングとなる「Life is beautiful」のMVが5月29日に公開されました。
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MVでは、生まれた時から一緒だった男女の生と死が描かれます。

2人を演じるのは飯豊まりえと清原翔です。

2人はやがて結婚し、子供も生まれ

そして、子供は巣立っていく。

このMVの特徴は、子供が巣立った後の老いた2人の姿を長く描いているところです。

誕生日を祝い、

2人で語り合い、

クリスマスを楽しむ。

共に時間を過ごしていく。

しかし時間は絶えず流れていきます。

残酷にも。

無慈悲にも。

お互い多くのものを「共有」してきた2人。

けれど、死は「共有」できません。

一人残された。けれど、周りにはこれまで「共有」してきた幾多のものがあります。

そして2人で「共有」してきた思い出は、一つのメッセージを作ります。「Life is beautiful」。

MVについてメンバーのセントチヒロ・チッチは次のようにコメントしています。
「平凡でも、奇跡みたいなことでも、人には毎日それぞれの人生が1ページずつ描かれています。このMVでは、一つのモノ、コトを共有して生きる2人の姿、徐々に増えていく人生で共有された物事。増えていく幸せの形。それが描かれています」
「だけど人間、死だけは共有する事はできなくてそれは当たり前だけど残酷で。私は、そのシーンをオブラートに包まずに表現してみせたことに正直驚きました。でも、ラストシーンを見た時にああ、これだ。って感じて涙が止まらなくなって、なんだかわかんないけど込み上げてきて」
「この世界のどっかで、それぞれいろんな人生を送ってる誰かに、苦しくても残酷でもそれでも人生は美しいと思ってもらえたら。届けばいいなと思います」