世界中で現在大ヒット中の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」。全世界歴代興行収入は22億ドルを超え、「タイタニック」を抜き、史上2位となりました。
そんな中、順位を抜かれた「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督がTwitterで、アベンジャーズに対し粋な祝福をしました。
ケビン(※ファイギ、マーベルスタジオ社長)とマーベルのみなさんへ
本物のタイタニックは氷山に沈められたけれど、私のタイタニックはアベンジャーズが沈めました。
ライトストーム・エンターテインメント一同は、みなさんの素晴らしい業績に敬意を表します。
みなさんは映画産業が健在であるというだけでなく、より成長していることを示しました。
この投稿をマーベル・スタジオやアベンジャーズの公式アカウントもリツイートしています。
ハリウッドで受け継がれる良き伝統
記録を抜かれた映画の製作陣が相手を祝福するのは今回が初めてではありません。
1977年、ジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ」がスティーブン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」の興行収入を抜いた際、スピルバーグは雑誌の全面広告で、友人であるルーカスを祝福しました。
1982年、スピルバーグの「E.T.」が当時の興行収入歴代1位に輝くと、今度はルーカスが雑誌に全面広告を出し、友人を祝福。
ルーカスは、1998年「タイタニック」に「スターウォーズ」の興行収入の記録が抜かれた際にも全面広告で、ジェームズ・キャメロンを祝福しています。
ハリウッドのこの良き伝統は現在も引き継がれています。
2015年に「ジュラシックワールド」が「アベンジャーズ」の北米オープニング興行成績の記録を抜いた際には、マーベルスタジオのケビン・ファイギ社長がユニバーサル映画など製作陣を祝福しました。
2015年、「ジュラシックワールド」の北米オープニング興行成績の記録を「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が塗り替えたときには、プロデューサーのフランク・マーシャルが祝福の投稿を行いました。
そして2018年5月、北米オープニング興行成績の記録を「アベンジャーズ」が「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を抜くと、ルーカスフィルムは次のような投稿で祝福しました。
主人公レイが、ライトセーバーをアイアンマンに渡そうとする瞬間を描いたイラストは映画ファンにはたまらないのではないでしょうか。
現在、全世界歴代興行収入1位に輝くのはキャメロン監督の「アバター」の27億8796万ドル。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」がこの記録を抜くのはほぼ確実とみられていますが、果たして記録が更新されたとき、キャメロン監督はどんな投稿をするのでしょうか。